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アシッド・フォーク

アシッド・フォークというジャンルがある。冷静に聴けばフォークの範疇にある音楽なのだが、ドラッグ・カルチャーの背景があるために付加価値を付けられた音楽だ。アシッドはおそらくLSDのことなのでLSDフォークということか。当時、ドラッグとは無縁だが、音楽の手触りがどこかアシッド・フォークを感じさせるというだけでそのジャンルに割り振られた音楽もあっただろう。

先日某レコード屋に行ったらワールドのコーナーにあるフォークのレコードの説明にやたらとアシッド・フォークという言葉が使われていた。しかし不思議なもので、過去にアシッド・フォークにハマった人間にとってその響きは魔法で、ついつい目が止まってしまう。中毒性のある言葉だ。

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