【読書録】宇宙に外側はあるか（松原隆彦・著）
なぜ、読んだ本を公開するのか
毎週日曜日7時～『ビジョナリー読書クラブ』という読書会に参加しています。そこでは、読んだ本の一部を引用し、自分の気付きを伝え、最後に何をするのかを宣言します。
いつも発表するときに、引用箇所を入力したり、Kindleでコピペしたりするのですが、それを消すのってもったいない。
あ！noteに残しておけば一石二鳥。
ということで、発表内容について記事を書くことにしました。
今回読んだ本はこちら。
子供の頃からずっと思っていたこと「宇宙の端っこはどうなっているんだろう？」その答えが載っているのかもと思い本書を手にしました。宇宙の難しい話もありましたが、色々と学びの深一冊でした。
【引用その1】高いビルだと時間がゆっくりになる！？自分で決めると幸せ
地球上でも、地面の上と高いビルの上では、時空間のゆがみのせいで、お互いに少しだけ異なる時間や空間になっています。このため、高いビルの上においた時計よりも、地上においた時計のほうがほんの少しだけゆっくり進みます。例えば高さ６３４メートルの東京スカイツリーのてっぺんと地上での時間の進み方の違いは、一日にたった１００億分の１秒程度というわずかなものです。しかし現代技術を使うと、そんな小さな違いでも測定することができます。実際に高いビルの屋上と地上の間の時間の違いを測定して、一般相対性理論の正しさが実証されています。
地表から離れると時の流れがゆっくりになる。100億分の1ですが、それを測定できるのも凄いですね。これによって、一般相対性理論が正しいと実証されている。
正直これだけ読んでも分かりませんが、雑学として使えそう。
自分の老いを止めたければ、地表から離れればいい。何かしら使えるかもしれない雑学。
【引用その2】未来は決まっていない！
古典的な物理学が世界を支配しているならば、私たちが自由な意志だと思っているのは実は幻想で、未来はあらかじめ決まっていることになります。自由に選択したように見えて、その選択をすることははじめから決まっていたということです。これが本当だとすると、もし未来を変えることができないのなら、今いくら努力しても仕方がない、と考える人がいるかもしれません。しかし、仮に未来があらかじめ決まっているとしても、今、努力して将来の成功を勝ち取るか、いま努力せずに将来の不幸を招くか、どちらなのかを今のあなたが知ることはできません。そうであれば努力したほうがよいでしょう。
未来が決まっていないからこそ、今努力をしようと考えられます。
結果は選べないけど、今の行動は選べる。
結果をより望む形にするためにできることがある。
まさか宇宙の話からここに発展するとは。本当に面白いです。
今努力をしているのも元々決まっていた。今の苦難も元々決まっていた。そういう考えもあるかもしれないけど、やっぱり自分で決めたと思いたいですよね。
【引用その3】宇宙の存在はなんのため？
生命を生むことが宇宙を存在させる条件でない限り、この宇宙はあまりに奇妙で不自然なものです。もし生命の誕生しない多くの「失敗した」宇宙がたくさんあるのなら、たまたま生命が誕生する宇宙がひとつくらいあってもおかしくないでしょう。そして、私たちはそういう宇宙にしか生きることができません。この宇宙が不自然なくらい生命にとって都合のよいものであっても、驚くには当たらなくなります。この地球上に生命が活動できることは、ふだんからそれを当たり前のように見ている私たちにとって日常的な風景です。しかしそれはとても微妙なバランスの上に成り立っています。詳しく調べていくと、そのバランスはほとんど奇跡的といってもよいものであることがわかってきました。
「不自然なくらい生命にとって都合のよいものであっても」というのがまさにその通りだなぁと思っています。
宇宙ができて、太陽系ができて……太陽の温度が絶妙なところに地球がある。もっと近かったら暑いし、遠かったら寒すぎて凍る。この絶妙な温度が生命を作っている。そこに水ができ、生物が生まれ進化して、人間になり、こうしてパソコンを使っている。同じような環境が存在するのか分かりませんが、私たちがいる銀河のようなものが宇宙には2兆個もあると言います。
一つの銀河に恒星が1,000億くらいあるといいますから、その総数は計り知れないですね。
このような文明を作り上げたのが人間しかないなら、それは奇跡どころの話ではなく……。そもそも、宇宙ってなんのためにあるんだろう。宇宙がない「無」という状態はなんなんだろう。
何度読んでも疑問が解決しませんでした（笑）
まとめ＆宣言
今自分の置かれている状態が奇跡の上に成り立っている。
そう考えるともっと大事にしないとなぁと思えてきます。
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