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【読書録】ネットビジネス進化論 何が「成功」をもたらすのか(尾原和啓・著)

なぜ、読んだ本を公開するのか

毎週日曜日7時~『ビジョナリー読書クラブ』という読書会に参加しています。そこでは、読んだ本の一部を引用し、自分の気付きを伝え、最後に何をするのかを宣言します。

いつも発表するときに、引用箇所を入力したり、Kindleでコピペしたりするのですが、それを消すのってもったいない。

あ!noteに残しておけば一石二鳥。
ということで、発表内容をまとめた記事を書き続けています。

今回読んだ本はこちら。

インターネットを活用したビジネスの変遷などがわかる一冊。Kindle Unlimitedで見つけて、ちょっと読んでみたら面白い。そのまま一気に読みました。さらに、プロフィールにあったリンクから尾原さんの動画まで見てしまいました。

【引用その1】サンクコストがあるから成立?

すでに使ってしまって回収できないお金や、すでに費やしてしまって戻ってこない時間や手間のことを「サンクコスト(埋没費用)」といいます。本来なら、ゲームすでに使ってしまって回収できないお金や、すでに費やしてしまって戻ってこない時間や手間のことを「サンクコスト(埋没費用)」といいます。本来なら、ゲームはいつやめてもいいはずです。それまでどれだけの時間を費やしてきたとしても、いまこの瞬間にやめれば、それ以上、時間を浪費することはありません。ところが、それまでに突っ込んだ時間や労力(サンクコスト)が多い人ほど、足抜けできません。「もったいない」と感じてしまうからです。

ここまでお金をかけたのだから、元を取りたい。
ここまでお金をかけたのだから、もうちょっとだ!

こんな感じでドンドンつぎ込んでしまうんでしょうね。ゲームで課金というのはほとんどしたことがありませんが……する人は、生活費の大半を使ったりもするわけです。趣味の範囲ならもちろんいいと思います。でもそうじゃないなら冷静になって考えたいものですね。

やめる勇気というのも、必要な勇気です。

ちなみに、足ヌケできないビジネスを作るという気持ちになれないんですよね。実践塾シェアクラブというサービスをやっていますが、定期的に退会方法を送っています。でもそれが安心につながっているのかもしれません。


【引用その2】「揮発性」が人の心を掴む

自分たちが安心して過ごせる「居場所(コミュニティ)」には、価値観の合わない年長者やダサイ人に入ってきてほしくありません。そうした人が増えて、居心地が悪くなると、とくに若い人たちは新しいソーシャルに活動場所を移していきます。

こうした問題に対処するために生まれた機能が「揮発性」で、「スナップチャット」は、あえて24時間で投稿を消すことで、自分の「黒歴史(若いときの誰にも見せられないような恥ずかしい思い出)」が残ることを気にせずに投稿できる気軽さと、毎日アクセスしないと、あの人の「いま」を見逃すことになるというユーザー心理をうまく突いて、中毒性を生みました。

「時間が経ったら消える投稿って意味があるのだろうか」こんな発言も当初は見られましたが、今はほとんどありませんよね。

私も、メルマガやウェブサイトに記事を蓄積することをよしとしてやってきましたが、残らないメリットというのも当然あります。私の場合は、残す覚悟をして残しています。

でも、そのメリットを感じていない人は、残らないというものに魅力を感じている。私も仕事だからSNSを使っていますが、仕事でなければやっていないでしょうね……。


【引用その3】自分の信念があるか?

自分はどう生きたいか、世界とどう対峙して、どういう切り口で切り取るかというのは、結局、何を信じるかという信念(ビリーフ)の問題です。誰が何といおうと、自分はこういう信念に基づいて決断し、このように行動する。それを前面に打ち出したのが企業のビジョンであり、ビジョンを強烈にアピールした企業は、それ自体がブランドになります。

こうして自分で記事を書くようになってから、世界とどう向き合っていくのかという問題は意識するようになりました。何を伝えていきたいのか。自分は何を信じているのか。どんな人とつながっていきたいのか。

その蓄積が今なんだろうなぁと思います。

【引用その4】インフルエンサー型ビジネス

インフルエンサーのまわりに集まってくる人たちは、「○○さんなら、こういうとき、どうしますか?」という質問の答えを聞きたがっています。「そんなの、こうに決まってるじゃん!」といってもらえば安心する。その人の信念に基づいて判断してもらいたいわけです。自分では評価(エバリュエーション)できないから、誰かの信念(ビリーフ)に依存したい。どんなことでも瞬時に決断できる「ものさし」をもっている人に、たくさんの人たちが引き寄せられています。

インフルエンサーの存在がいいのか、悪いのか。たまに考えてしまうことがあります。自分にとって、軸があればいいのですが、ない人はそれがいいことだと思ってしまう。そして、そこに傾倒していき……。

ただ、「依存するものがある」ということはある意味幸せかもしれません。私は、何かの熱狂的なファンということもないため、アイドルやスポーツなどを熱烈に応援している人を見ると、いいなぁと思うこともあります。

そこにも大きなビジネスチャンスが眠っているわけですね。

これも自分のビジネスには取り入れたくないなぁっていう気持ちもありますが、自分を対象としなければありなのだとも思います。


まとめ&宣言

こういったインターネットビジネスの変遷というのは、あとで見てみるといろんな気づきがあります。答え合わせみたいなところもありますし、考察みたいに自分の思考と比べることもできます。

何かの事象があったら「あの人は運がよかった」ではなく、どこが転機だったのかを考える癖を付けた方がよさそうです。


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