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「1万時間の法則」では成功しない
「1万時間の法則」というフレーズを一度くらいは聞いたことがあるでしょう。ある分野で成功するためには、1万時間もの練習や努力が必要だというものです。
マルコム・グラッドウェル氏の著書『天才! 成功する人々の法則』で触れられていた概念です。
この話を聞いたときに、1万時間は続けなくてはいけない。
1万時間って、本当に膨大だなぁ……。
今からでは間に合わない。
そんなことを考えた記憶があります。
確かに、一流アーティストはそれだけの時間をかけている。
楽器で一流になるなら1万時間が必要。
1万時間といえば、【4時間×360日×8年】こんなイメージですよね。
私がスピーチのプロになると考えたら毎日4時間の練習(本番を含む)を土日も含めて8年くらい続けていかないと行けない計算になります。
実際に、起業してから約18年、年間100回以上のセミナーを続けています。
1回3時間だとすると、このくらい時間がかかっているわけです。
18年×100回×3=5,400時間
1万時間に到達するには、あと17年くらいかかりそうです。
では、執筆についてはどうでしょうか。
メルマガ4000本×30分=2,000時間
書籍32冊×50時間=1,600時間
コラム=400時間
執筆にかけてきた時間は、今までで4,000時間くらいでしょう。
この法則で考えるならば私自信「何かしらのプロ」にはなれていない計算。
よく考えたら、メールは毎日やっています。
20年×250日×2.5時間=12,500時間。
私の仕事を振り返ると、1万時間を超える鍛錬を続けているのは
メール作成だけかもしれません。
でも……この1万時間の法則は、本当なのでしょうか。
私と同じように、1万時間以上メールに費やした人はいます。
コールセンターの人は、1万時間以上電話に費やしているはず。
しかし、1万時間費やした先の状況が、みんな同じかとういと、必ずしもそうではありません。メールは苦手だと言って、同世代の方がセミナーに参加します。それは一体なぜなのか……。
ちょっと視点を変えてみましょう。
人生で、1万時間以上の時間をかけているもの。
入浴時間……46年×365日×30分=8,395時間
食事時間……46年×365日×60分=16,790時間
睡眠時間……46年×365日×7時間=117,530時間
たぶん、テレビを見ている時間、料理をしてる時間、食べている時間、寝ている時間なども1万時間を超えているはず。でも……睡眠のプロではありません。
毎日、ご飯を作り続けて30年。
そうなると、お店を開けるレベルになっているでしょうか。
ここで悟りました。
時間をかけることも大事だけど、工夫を続け、もっと上手くなりたいと思う気持ちが大事なわけです。
日々の料理を、「美味しく作りたい」と思っている人と
「面倒だから早く終わらせたい」と思っている人、
さらに、「やりたくないから最低限でいい」と思っている人。
30年後の姿が同じだとは思えませんよね。
結局、スキルアプするためには
・時間をかける
・常に向上心を持って取り組む
この2つが重要になるのだと思います。
もし、「続けてればいい」と思っているものがあるなら
そこに、もう一工夫してみませんか?
きっと、驚くほどの成果が生まれるはず。
時間+向上心を意識してみませんか?
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![平野友朗(ビジネスメールの専門家/会社経営/著者)](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/12723262/profile_2c471d169e299d71b7a2d90714992689.jpg?width=600&crop=1:1,smart)