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エディンバラ大学大学院留学体験記~その1 進学まで~

皆さんこんにちは。サイトウです。
この記事ではエディンバラ大学の大学院に在学中の私が、なぜ大学院に進学したのかということと、なぜエディンバラ大学を選んだのかということについて書こうと思います。

なぜ大学院に進学したのか

そもそもなぜ大学院に進学したのかということからお話ししようと思います。
私は2021年の3月に学部を卒業して新卒入社でゲーム会社の経理として社会人生活を送っていました。その会社を2024年の9月付で退職して、大学院に進学している状況です。
会社を辞めて大学院に進学した理由は、単純にもっと学びたかったからという点に尽きます。職場に不満があったわけでもなく、むしろ良好な人間関係の中でとても楽しく生活していました。
そんな中なぜ退職して大学院に進学したかというと、再度学びなおして自分の視野を広げたいと思ったからです。やはり会社で働いていると、その会社で求められることをこなす形になってしまうため、少し視野が狭くなってしまう傾向が自分の中にある気がしました。会社に残ればどういったキャリアパスがあるのかある程度決まっていて、そこからどういった選択をするのかという思考に陥っていました。そんなときに読んだ本にこんな言葉がありました。

安易な生き方をしたいときは、そんな自分を敵だと思って戦うんだ。
たとえ、結果が思うようにいかなくたっていい。結果が悪くても、自分は筋を貫いたんだと思えば、これほどさわやかなことはない。

『自分の中に毒を持て』 著:岡本太郎

当時の私にとって、
「大学院に行ってみたいな、でもいまは生活が満たされているし、それなりに安定しているからこのままでいいかな。どうせ大学院に行っても大した学びはないでしょ。キャリアを中断させてまで行くほどじゃないよね。」
という自分の中の謎の言い訳が "安易な生き方" を選択しているように思えたのです。
(会社員を続けることは決して安易ではないですし、大変なことのほうがたくさんあるので、その点について安易だと言っているのではないです。誤解しないでください。)

ただ、やはり会社を辞めて大学院に進学するというのはそう簡単に決断できるものではなかったです。とりあえず大学院の情報を調べるところから始めて、、、そもそも合格もらえないと進学もできないのでとりあえず出願して、、、という感じで進めていました。
最終的に会社を辞めていこうと決断したのは大学院の合格をもらった1か月後でした。
最終的な決断をするときの基準ですが、すごくシンプルに考えて、大学院に行きたいかどうかだけ考えました。もっと勉強して視野を広げたいなと思ったので進学することを決めました。単純に学ぶことが好きな自分がいて、挑戦できる機会が目の前にあるのだからやろうという感覚です。
そのあとのキャリアについて不安もたくさんありますが、幸い私はUSCPAを取得していたので、まあ何とかなるだろうという感じで決断しました。悲観的な観測は外れることのほうが多いですから。

なぜエディンバラ大学なのか

ここまで大学院進学を決断した経緯について話してきたので、次はなぜエディンバラ大学なのかということを話そうと思います。

そもそもエディンバラ大学ってなんやねんと思われている読者の方が多いと思いますが、エディンバラ大学の説明については別の記事で書くので、ここではどの大学にするのかというプロセスにフォーカスしてお話しします。
まず私の学部時代のバックグラウンドは商学部で金融を学んでいました。なので経済学系のトピックに関心が強かったです。かといって、経済学のきわめてアカデミックなことを学びたいという気持ちはなかったです(学びたい気持ちはありますが、アカデミアに残るつもりはないので趣味の読書の範囲で十分かなという温度感です)。なので、やるとしたら実践的なことがいいなというところがまずスタートでした。
また、海外の大学院に行きたいという気持ちは学部時代から持っていたので、海外の大学院×実践的な学びというのが私の大学選びの軸でした。

そんな中見つけたのがエディンバラ大学のCreative Industries(日本語訳するとクリエイティブ産業)というプログラムでした。
ゲーム会社で働いていたこともあり、クリエイティブ産業には強い関心を持っていました。これから日本の経済を担っていく産業になるだろうとさえ思っています。
プログラムの内容としては、コース説明を読む限りクリエイティブ産業にかかわる経済学的なこと、知的財産権などの法学的なこと、データ分析などの統計学的なことといった感じで、ちょうど自分のやりたいこととも重なるものだったので、ここに決めたという流れです。

いろいろとすっ飛ばしてますが、ざっくり説明するとこんな感じで大学院に行くことを決意し、大学を決めて出願したという流れでした。
次回以降の記事ではエディンバラという都市についてや、エディンバラ大学について書いていこうと思います。

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