エディンバラ大学大学院留学体験記～その9 エディンバラの食費～
イギリスって飯不味いって聞くけど、留学中ってどういうのを食べてどれくらいお金がかかるんだということについて書こうと思います。
イギリスに留学したいなと思っている人にとっては、食費がどれくらいかかるのかは気になるところかと思うので、参考になるのではないかなと思います。計算の簡略化のためにレートは1ポンド190円で換算します。
エディンバラにはテスコというスーパーとリドルというスーパーがありまして、どちらも日常使いするスーパーなのですが、リドルというスーパーのほうが少し安い価格設定になっています。私は少し遠くてもリドルに行く派なので、ある日のリドルでのレシートを参考にしながら話を進めたいと思います。（説明のためにレシートで出てきている順番を前後させています）
スパゲッティ
まず皆さんが気になるところの主食をどうするのか問題。
これについては私サイトウが明確な答えを出しています。それはスパゲッティを食べること。
いいですか、1袋500グラムで28ペンス（53.2円）なんです。
これは驚異的な安さだと思います。日本だと業務スーパーで買っても90円くらいしますからね。
前評判ではスコットランドでは主食はジャガイモとか聞いてたんですけど、ジャガイモは種類によりますが1キロ当たり1～2ポンドくらいなので、ジャガイモ買うよりスパゲッティ買うほうが安いです。
ここでパスタといわずにわざわざスパゲッティと言っているのは、スパゲッティ以外のパスタは倍近くの値段になるので、混同されないためにあえてスパゲッティであることを強調しています。パスタではなくスパゲッティです。英語風に言うとスパゲティーです。
ただ、スパゲティーは安くて扱いやすくてお勧めではあるものの、米食わなくても平気ならという注釈付きです。（私の場合は日本で一人暮らしをしている時も炊飯器持っておらず、食生活からアイデンティティも感じていないので平気です）
パスタソース
スパゲティーを買うことに関してはOKだけれども、調理方法どうするんだ！
スパゲティーは麵が大変なんじゃなくてソースが大変なんだよ！
という声が聞こえてきました。
そんなあなたに朗報です。パスタソースはなんと65ペンス（123.5円 ※トマト＆ベーコンソースの場合）で販売されています。
トマト＆ベーコン以外にもトマト＆クリームツナとか、ホワイトソースとか売っているので、味変は簡単にできます。
1瓶の量は3回分くらい入っているかなという感覚です。これに関しても日本より少し安いかなという印象です。
前述のパスタ100グラムとソース3分の1で、費用は麺で10円、ソースで40円くらいなので、小食の人であれば1食50円～60円で済む計算ですね！安い！
トマトorプチトマト
パスタだけ食ってたら栄養バランス偏って体調崩すだろ！野菜も食べないと！
という声が聞こえてきました。
というわけで野菜の王様トマトのお値段についてお話ししようと思います。
トマトだけ食っとけばなんとかなりますから。トマト食っとけばビタミンとかリコピンとか取れますから。
気になるトマトのお値段ですが、中くらいのトマト6個入りで95ペンス（180.5円）になります。これに関しては高いのか安いのかわからないですね。たまにセールでプチトマト一袋79ペンス（150円）で販売されているので、これは安いかなと思います。どちらも2～3日で食べきれるくらいの量かなと思います。
マッシュルーム
トマトだけで栄養バランス取れた気になってるんじゃないよ！って言いましたね。
では別のお野菜、マッシュルームの値段を見ていきましょう。
レシートには記載がないですが、カット済みのマッシュルーム250グラムで95ペンス（180.5円）になります。こちらも2～3日で使い切るくらいの量になっています。マッシュルームはパスタにも使えますし、カット済みなので楽でいいですね。
ちなみにカットしていないマッシュルームは200グラムで1ポンドくらいです。なぜか量が多いカット済みのマッシュルームのほうが安いです。なんでだよ。絶対カット済みで量多いほうがいいだろ。理由をご存じの方いらっしゃったら教えてください。
マッシュルームなんて日本にいるときは食ったことなかったですけど、ただのキノコです。日本はエリンギ、シイタケ、しめじ、エノキという感じでキノコの種類が豊富ですが、エディンバラは白いか茶色いかの二択です。日本人ってキノコ愛が強い国民だったんですね。
鶏肉
たんぱく質がとれていないじゃないか！と声高に叫んだあなた、さては筋トレしていますね。
安くて美味しいたんぱく質源といえば鶏むね肉！と日本では思ってしまいますが、エディンバラでは事情が異なります。
日本では鶏むね肉100グラム当たり60円～70円くらいかと思いますが、こちらではむしろ鶏むね肉は一番高い部位になります。テスコでの価格ですが、鶏むね肉は1キロ当たり7.85ポンド、100グラムあたりだと78ペンス（148.2円）！日本では庶民筋トレイニーの味方だった鶏むね肉が、エディンバラでは高級食材になっていました。
では、エディンバラで最も安い鶏肉の部位はどこなのか。
それはドラムです。
ドラムってあれですよ、ロックバンドとかでぶっ叩かれてるドラムスのことではなくて。平たく言うとケンタッキーの当たりの部分です。
ケンタッキーで唯一冷めてもうまいと言われている部位、それがドラムです。そのお値段は何と1キロ当たり1.99ポンド、100グラム当たり19.9ペンス（37.8円）！！！
驚異的な安さですね！日本だとドラム買おうと思ったら100グラム当たり100円近くかかるんじゃないかな。
しかもドラムって鶏むね肉より美味いですから。なんせケンタッキーの当たりの部分なのでね。
もちろん骨の分の重さが含まれているので厳密な比較は難しいですが、それを踏まえたうえでドラムが安いことは驚きです。
牛乳
朝食はどうするんだ！朝食は！って思いましたよね。もう言わなくてもわかります。
朝食といえば？そうです。牛乳ですね。
牛乳は便利ですよね。プロテイン源にもなりますし、朝食のコーンフレークにも使えますから。
そんな牛乳ですが、リドルで買うと1リットル1.2ポンド（228円）。
少し高い気もしますが、日本と価格はあまり変わらないかなと思います。
コーンフレーク
牛乳とセットで買うコーンフレークは味付きのやつだと1ポンドを超えてきますね。私が買っている奴だとハニーピーナッツ味で1.09ポンド（207.1円）になります。これも少し高いかなという感覚ですが、味無しのやつだと70ペンスとかなのでそっちはかなり安いかなと。
バナナ
わかってます、バナナですよね。そんな焦らないでゴリさん。今からバナナの話しますから。
バナナは1房78ペンス（148.2円）で、1房当たり5本～6本バナナがついています。
あんまり日本と変わらないなと思ったそこのゴリさん、エディンバラのバナナは1本あたりがでかいんです。感覚としては1.2倍くらいデカいんじゃないかな。なのでエディンバラのバナナは日本のバナナより安いです。よかったね、ゴリさん。
まとめ
朝食：コーンフレーク、バナナ
夕食：鶏肉チンしたやつ、プチトマト（10～15粒くらい）、パスタ
という生活をしています。栄養バランスこれ気にしたほうがいいよとかあったらコメントで教えてください。
夕食が山賊みたいな飯になりすぎて正直不安になっています。
ただ見ていただいた通り、エディンバラの生産食品は想像よりも安かったのではないかなと思います。
これで自炊していけば1か月当たりの食費もかなり抑えられるのではないかな。
また数か月過ごしてみて家計簿がどんな感じになるか報告しようと思います。