エディンバラ大学大学院留学体験記~その10 ハギスを作ってみた~
皆さんこんにちは。サイトウです。
今回はスコットランドの伝統料理であるハギスを自宅で作ってみたので、感想と合わせて話していこうと思います。
ハギスとは
そもそもハギスって何と思っている人が大半でしょう。
Wikipediaによると下記のとおりです。
どうやら羊の内臓をミンチにしてオート麦、玉ねぎ、ハーブとかと混ぜた料理らしいです。
内臓好きの私としては食べないわけにはいかないですね。
しかもスコットランドの伝統料理らしいので、スコットランドの味を知るという意味でもぜひ食べてみたい。
というわけでスーパーに売っているハギスの缶詰を買ってみました。
これで1個1.75ポンドでした。400円しないくらいですね。
普通なら買わないですが、先日誕生日だったこともあり自分へのプレゼントで買っていたのですよ。ただ誕生日当日は別に買ったクッキーの食いすぎでおなか一杯になってしまって食べれてなかったので今日作って食べました。
自分の誕生日自分で祝っている悲しい奴って思わないでください。イギリスも来たばっかりなので誕生日祝ってくれる人いないですし、しょうがないですよね。ちなみに誕生日当日にサイトウ家の家族LINEで話された内容は
「冷凍餃子と食パン以外買って帰るものある?」
「ありません」
という内容でした。別に一緒に住んでいるわけではないので全然関係ないんですけど、誕生日当日の家族LINEがスーパーの買い出しの確認だけって。もうちょっとなんかあってもいいんじゃないかな。やり取り2行で終わっちゃってるし。俺の誕生日だしケーキ食べるとかしてもよかったんじゃないかな。キリストの誕生日にケーキ食うくせに俺の誕生日にはケーキ食わないんだね。
そんな家族LINEはさておき、缶詰の裏面はこんな感じ。
Lamb lobesが45%、オートミールが19%、それ以外に水、牛と羊の脂肪、玉ねぎとか塩とかスパイスとかが入っています。
Lamb lobesが何かって話なんですけど、肺とかの内臓みたいです。
調理方法
そんなこんなで缶詰を開けて調理しました。
調理方法はいたって簡単。缶詰から出して中火で火を通すだけです。
調理過程はこんな感じ。
見た目はひき肉を炒めているみたいな感じですね。
ちなみにですが、缶詰を開ける際にプルトップの部分がもげて開けるのめっちゃ大変でした。缶切りとか持ってきてないですし、これだけのために買うのもったいなさすぎるので、近くにあったコルクの栓抜きで頑張ってこじ開けました。ウキウキで調理に取り掛かったのにとんだ災難だったぜ。
調理過程で難しいところはなく、最難関は缶を開けるところです。皆さん気を付けてください。
同時並行でジャガイモも電子レンジでチンしておきました。
ちなみにジャガイモはチンする前に器の中にちょっとだけ水を入れておくといい感じに仕上がります。
実食
完成したハギスがこちらになります。
結構いい感じに仕上がりました。添えられたジャガイモがいい感じにスコティッシュです。
あとこの写真だけフーディーで撮ったので少しおしゃんに写っています。
味のほうはどうかというと、ちょっとしょっぱいレバーみたいな感じです。ハーブソーセージが一番近いかな。
触感はねっとりしている感じで、粘り気があります。
ジャガイモは何も味付けしていないので、それと一緒に食べたらマリアージュでした。
あんまり内臓を食べる文化圏じゃない人は結構グロテスクに感じるらしいですけど、私は全くそういうのはないですね。腹が減ってたら基本なんでも食います。ベジタリアンでもビーガンでもペスカトリアンでもないオムニボアなので。美味しかったです。
番外編
実は今回が初ハギスではなかったのです。
大学院が始まる前に語学学校に通っていたのですが、その時のホームステイ先でハギスをふるまってもらったことがありました。
その写真がこちら。
茶色い奴がハギスなんですけど、これはほとんど同じですね。
左上の白い奴がマッシュポテトで、右上のオレンジ色のやつがカブか人参かなんかをマッシュしたやつです。
私が自炊で作るときはマッシュする過程がめんどくさかったのと、マッシュする道具がないのでジャガイモを丸かじりしていましたが、実際はこんな感じでマッシュしたジャガイモと野菜をハギスと一緒に食べる感じになります。
ハギス自体はほとんど同じはずなんですけど、ホームステイ先で食べたハギスのほうが美味しかったですね。なぜでしょう。
まとめ
今回はスコットランドの伝統料理ハギスを自宅で作ってみたという記事でした。こういう現地の伝統料理を食べて食文化に触れるのも留学の醍醐味ですよね。