エディンバラ大学大学院留学体験記~その14 日本人学生との交流~
こんにちは、サイトウです。
今回の記事ではエディンバラ大学に留学している日本人の方々と会う機会があったので、どういった人がエディンバラ大学に来ているのかということについてお話ししようと思います。
どこで会ったのか
まずそもそも日本人の人と普通に生活していて出会うのかという問題について。
全く出会わないです。
普通に生活というのはサイトウ基準での普通なんですけど。
普通にスーパーに買い物行ったり、ジムに行ったり、図書館に行ったり、授業受けたり公園でサックス吹いているだけでは全く出会うことはないですね。
そもそも急に話しかけないしね。「すみません、もしかして日本人ですか?」なんて街中歩いている人に言わないからね。
そんなわけで普通に生活しているだけでは日本人かどうかすら見分けることはできないのです。
じゃあどこで日本人と出会うのか。
それはJapanese Societyなのです。
私のnoteにたびたび登場しているソサエティがここでも力を発揮してくれます。
これに参加する前は全く日本人に出会うことはなくて、それはそれで留学を楽しめるのでいいなと思っていたものの、せっかくだったらどんな人がいるのか知りたいなと思い行ってきました。
エディンバラに来ている日本人
じゃあ実際どういう人たちがエディンバラに来ているのかという話に移ります。
官公庁の方々
官公庁で働いている人は留学支援プログラムがあるみたいです。
私もエディンバラに来る前に、大学の先輩でエディンバラに行っている人やUCLに行っている人に話を聞いたのですが、お二人とも日銀と金融庁で勤務されていて、官公庁のプログラムで留学していた方々でした。
そんなわけで、今年のエディンバラにも官公庁から来ている人たちが結構いました。
こんなところで国家の中枢で働く人たちとコネクションができるとは。
留学を考えている人は官公庁で働くというキャリアを挟むのもありかもしれないですね。
民間で働いていた方々
私のように民間企業で働いた後に来ている人も多くいらっしゃります。
バックグラウンドは多種多様で、自分の会社を持っている人や弁護士の方など本当にバラバラですね。
年齢もバラバラで、社会人経験がある人の中では私は比較的年齢低めのほうでした。
なんか共通点を見つけるのが難しいくらい本当にバラバラでしたね。
学部卒業後にそのまま大学院に進学した方々
ほかには日本で4年制大学を卒業してそのままエディンバラ大学の大学院に進学した人もいました。
不思議なことに、学部からそのまま来た人たちは全員女性でした。
私が出会っていないだけかもしれないですけど、エディンバラ大学は女性に人気なのかもしれません。
交換留学でエディンバラに来ている方々
上記の人たちは修士課程に絞って話していましたが、学部生にも日本から来ている学生はいて、私が出会ったのは交換留学で来ていますという方でした。
ただ学部生になると急になんか世代の距離を感じてしまいますね。
なんか自分って冷静に考えたらアラサーなのかとか思って学部生と話していると申し訳ない気持ちになるのは私だけでしょうか。
学んでいる学問分野
エディンバラで学ぶ日本人学生にはどういう分野が人気なのでしょうか。
まず多いなと思ったのが、Social Political Scienceという社会学とか政策論とかの分野ですね。
次にビジネススクールやロースクールといった社会人留学と言えばという感じの分野が多いかなという印象です。
物理学とかコンピュータサイエンスの分野の方もいらっしゃるのですが、私が会った人の多くはいわゆる社会科学系の人たちがほとんどでした。
ちなみに私が所属するEFIは私含め3人の日本人がいる感じです。
EFI全体で300人くらいなので、1%くらいということですね。
世界人口約80億人に対して日本人の人口が1億人くらいですから、比率としてそんなもんかって感じですね。
番外編:日本って意外と人気
今回参加したJapanese Societyのイベントなのですが、多分100人くらい来てました。
しかも普通のソサエティのイベントは無料ですけど、ここは有料でしたからね。有料にもかかわらずこれだけ集まるってすごいなと思いました。
さらにさらに、参加者の半分くらいは日本に興味がある他の国の学生でしたからね。日本ってこんなに人気なんだと思いました。
私がイベントの最中に話していたのはリトアニア人とラトヴィア人の3人組ですからね。
リトアニアとラトヴィアがどこにあるかわからない人がほとんどだと思うので写真を貼っておきます。
リトアニアとラトヴィアはいわゆるバルト三国とくくられることが多いですよね。(エストニア、ラトヴィア、リトアニアの3つの国を合わせてバルト三国と言います)バルト海に面する北欧地域に位置しています。
私も知らなかったんですけど、バルト三国って北欧扱いなんですね。東欧だと思ってました。
エストニア人とリトアニア人が最近のロシアの動きについてすごく熱く語っていました。
Japanese Societyに来てこんな議論を見ることができるとは思っていなかったです。ロシアに隣接しているバルト三国国民ならではの思うところがあるようですね。
まとめ
今回の記事ではエディンバラに来ている日本人の人たちにどういう人たちがいるのかということについて書きました。
日本では出会えなかった日本人とエディンバラで出会うということが、なんとなく不思議ですよね。
こういった出会いは大切にしていきたいですね。