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エディンバラ大学大学院留学体験記~その2 エディンバラについて~

皆さんこんにちは。サイトウです。
この記事ではエディンバラという都市がどういう街なのかということを紹介したいと思います。

エディンバラについてWikipediaで調べてみると下記の説明が出てきます。

エディンバラ(英語: Edinburgh[注釈 1]、スコットランド・ゲール語: Dùn Éideann[注釈 2])は、スコットランドの首都であり、ロージアン地方の首府。日本語では「エジンバラ」とも表記される。人口は48万人。

Wikipedia参照

エディンバラとはスコットランドの首都で人口は約50万人くらいなんですね。
「…スコットランドって何?」
という声が方々から聞こえてきそうなので、まずはスコットランドが何なのかについて説明しようと思います。

スコットランドについて

皆さんはグレートブリテン及び北アイルランド連合王国という名称を聞いたことはないでしょうか?
これは私たちが一般に言う「イギリス」の正式名称です。
イギリスというのはどうやら王国が連合して作られた国なんだなということなんですが、イギリス(=連合王国)を構成するのが下記の4つのカントリーです。

  • イングランド(下記の地図のピンク色の部分)

  • ウェールズ(下記の地図の緑色の部分)

  • スコットランド(下記の地図の青色の部分)

  • 北アイルランド(下記の地図の黄色の部分)


海外留学推進協会HPより

この4つの王国はもともと別の王様を持つ別の国だったのですが、なんやかんやあってスコットランドの王様にイングランドの王様も兼任してもらいましょうやということになり、連合王国の形になったんですね。
つまり、「スコットランドって何?」という質問に対しては、「連合王国(=イギリス)を構成するカントリーの一つです」という回答になるわけです。
すごくまどろっこしい説明をしているように思われるかもしれないですが、結構重要なことかなと私は個人的に思っています。
日本では「イギリス」という呼称が使用されているのであまり意識することはないですが、スコットランドの人で自分たちのアイデンティティをブリティッシュではなくスコティッシュであると認識している人も少なくありません。歴史的には別の王様を持つ別々の国家だったわけですし、スコットランドとして独立したいと考えている人も少なくありません。横浜出身の人が神奈川出身ですと言わずに横浜出身ですと言うのとはわけが違うのです。

まとめると、エディンバラは、連合王国(=イギリス)を構成する一つのカントリーであるスコットランドの首都、ということになります。

エディンバラについて

ここからようやく本題のエディンバラとはどういう都市なのかという話に移ろうと思います。
スコットランドの首都であるエディンバラの特徴は何といってもその街並みの美しさかなと思います。

エディンバラには旧市街(Old Town)と新市街(New Town)というものがあるのですが、その二つがユネスコ世界遺産として登録されているのです。
そのこともあってか、イギリス(=連合王国)ではロンドンの次に観光客数が多い都市となっています。
旧市街は中世ごろに発達し、新市街は18世紀ごろに発達した街になっています。
下記の地図において、Princes Streetより北側が新市街、南側が旧市街となっており、自然に発達した旧市街と比べ、計画的に作られた新市街はかなり整った形をしているのがわかるかと思います。

(参照:http://www.aboutscotland.com/edin/newtown.html)

新市街といっても18世紀からあるわけですから、どちらもかなり歴史のある街並みで、石造りの建造物を堪能することができます。
日本の京都府と友好提携を結んでいることからも、エディンバラは歴史豊かな土地なのだなと想像してもらえると思います。

また、8月にはFestivalsというお祭りを開催しており、1か月間ずっとお祭りをやる大イベントがあるらしいです。
このFestivalsの期間中は世界中から人々が集まるため、平時は50万人だった人口が2倍~3倍になるといわれています。地元住民からしたら大変な話ですが、Festivalsが終わった後は京都ほど混雑に悩まされることはないので、うまいことやってるなという印象でした。

以上が私が留学している「エディンバラ」という都市の紹介でした。
半分くらいスコットランドの説明をしてしまいましたが、少しでも多くの人にスコットランドのこともエディンバラのことも知ってもらえたらいいなと思います。

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