FPVドローンについての情報が少なすぎる
本題に入る前に、FPVドローンに参入しようという人たちが情報を探すのにいったいどこで情報をゲットしているのだろう?となる。それくらいの情報の少なさ。そこでこの記事がどこかのだれかのためになればと思って書きました。間違った情報があったらご指摘ください。
FPVドローンとは
First Person Viewの略でドローン視点で操作をするドローンのこと。
特徴
最近のいわゆるドローンとは違い、カメラをドローンに固定してと飛ばす。そのカメラの映像をリアルタイムで見ながら操縦する。
操縦
・ゴーグル
ドローンから送られる映像(5.8Ghz)をみて操縦する。
*ここでアマチュア無線技士4級以上が必要(商用利用する場合は第3級陸上特殊無線免許)
*加えてDJI FPV・DJI Avata2は5.8Ghzを使用しないので免許なしで可
・コントローラー
コントローラーは2.4Ghz帯を利用している。
2.4Ghz帯は日本では一般での利用が許可されているので特に資格や申請は不要
FPVドローンにはたくさんのコントローラーの通信方法がある。その中で最も最新の通信プロトコルは、ELRS(Express Long Range System)である。これに対応してるやつで揃えれば間違い無い(2024/4/13時点)
ココまでの話を簡単にまとめると下図のようになる
シミュレーター
FPVドローンを始めようと思っているのならまず機体を買う前にシミュレーターをやってみるのが良い。
Mac・Windows両方で使えるわかりやすいシミュレーターを無料と有料で紹介する。それぞれ、本物のコントローラー・ゲームコントローラーでプレイが可能である。
無料(Steam)
ORQA FPV [Sky dive]
Globe Xplore
有料(Steam)
シミュレーターで慣れてきたら実機を飛ばしてみよう
*その前に無線免許の取得を忘れずに(DJI FPVを除く)
簡単に始めるには
DJI Avata 2かBetaFPVのCetusのセットがおすすめ
DJI Avata2はゴーグルに5.8Ghzを使用しないので本体の申請だけで飛行可能。
Buy DJI Avata2 DJI Store
Cetus X FPV Kit
自作編
自作FPVドローンはかなり難易度が高そう。
必要なパーツは以下の通り。
フレーム
モーター
FC(フライトコントローラー)
ESC
VTX
受信機
ブザー
カメラ
バッテリー
それぞれの解説
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フレーム
全てを載せるためのベース。最近はカーボンなどで作成されることが多くそれらの多くが軽量化のために行われている。
モーター
モーター。プロペラを回転させるために必要で、重さとパワーはトレードオフでバランスが重要。
FC
フライトコントローラーの略。姿勢制御や様々な機能を接続している。ドローンの姿勢などのデータを常にモニターしてる。PCでいうマザーボード。
ESC
Electric Speed Controllerの略。モーター1機に対して1つずつ付いている基盤。FCから届いた信号をモーターへ伝えるために必要な基盤。
参考
VTX
Video Trance mitterの略。Xはなんでも入るとかそういう意味なのかも。
参考
受信機
プロポから送信された電波を受け取りFCへ伝えるための基盤。FCと一緒になっている場合が多い。
ブザー
ドローンをロストさせた場合に探すためのもの。
カメラ
VTXに映像を送るのに必要。
バッテリー
ドローン上で必要な電力の全てをここから供給する。むきPro(バッテリーを除き、軽量化されたGo Pro)などの電力もここから供給する。
QA
Q. ゴーグルではなくモニターで行うには?
A. レシーバーが販売されているので、通信プロトコルに合ったものを買う
Q.ゴーグルの映像をディスプレイに映したい
A. ゴーグルに映像のアウトがあるものを選択
Q.デジタルVTXとアナログVTXの違いは?
A.アナログVTX デジタルVTX 最大解像度 480p 1080p 通常時の視界 ノイズがあり、常にざらざら クリアな視界 ロストする際の挙動 ノイズが増え次第に見えなくなる フリーズする ロングレンジ耐性 ○ △
参考にできるWebサイト
BetaFPV
Micro Whoop Drone Racing Shop - FPV Drone Racing Quads & Gears