unknown考察 彪牙について
⚠️ネタバレを含みます。
unknown第7話で虎松の父親 彪牙について語られました。
最終話までに新な真実が語られるのかと思いましたが触れられることはありませんでした。
『unknown』には田中圭さんが関わってきた作品を思わせるシーンがたくさん出てきました。
そのことを踏まえて私が考えた20年前の事件について。
彪牙のことを教えてくれたのは、当時同じ高校で教師をしていた居酒屋どんぞこの店主 源治さんでした。
彪牙は当時サッカー部の顧問をしていて試合中にある生徒が怪我をしてしまった。(症状は良くある軽い怪我だった。)
なのに両親が学校に乗り込んできて責任を取れだの慰謝料を払えなどの理不尽な要求をするようになった。
「モンスターペアレント…」
虎松は呟きます。
それがあの宗像さん一家だったと源治は言います。
最後の方は家族をめちゃくちゃにしてやると脅してきて彪牙も相当悩んでいたと。
モンスターペアレント…
映画『哀愁しんでれら』を思い出しますね…
彪って漢字、なんて読むのか分からんくて調べた時、光と虎を合わせた漢字だと出てきました。
哀愁しんでれらのあの子供もヒカリでした…
『私は幸せになれるのだろうか?』
両親が世間を震撼させる程の犯罪を犯して残されたヒカリの最後の言葉はただただ悲しかった…
仕事も家事も大変なはずなのに休日には必ず遊びに連れて行っていた彪牙。
きっと母親がいない分自分が虎松を幸せにしてあげなければと必死だったはず…
一方宗像さん一家は裕福で一見幸せそうだけど、もしかしたら(警察学校主席で卒業するような良く出来る)虎松に嫉妬心を抱いていたのかも…
(またイジメや学業不振など違う原因があるのに)たまたま起きた部活の怪我を理由に登校拒否や家庭内暴力したりがあったりして両親がモンペ行動をするにまで至ったのかも…
彪牙は(宗像家から)虎松を殺す的な脅迫を執拗にされて精神的に追い詰められたのかな…
『哀愁しんでれら』は両親があれだけの事件を起こしたヒカリの未来は流石に絶望しかないような気がするけど…虎ちゃんは心に傷を負いながらも一生懸命に生きて未来を切り開いた。
ヒカリももしかしたら誰か理解者が現れてくれるかもしれない…という希望もここに込められているのかなと思ったりました。