「ひとを自由にする学問」リベラルアーツ
リベラルアーツとは
ひとを自由にする学問であり、「ものの考え方」を教える、学ぶことです。
「なにを考えるか」を選び、
「ものごとをどう見るか」を決める。
ものの考え方を学ぶ
なにをどう考えるのかコントロールするすべを学ぶということ。
意識して心を研ぎすまし、
なにに目を向けるかを選び、
経験からどう意味をくみ取るかを選ぶ
ということ。
ほんのすこしばかり謙虚になり、じぶん自身とじぶんの確信にすこし「批判的な自意識を持つ」こと。
ものごとをどう見るか?
それは他の選択肢をもたらす。
そこから最終的になにを選び、信じる(崇拝)か?
真理はただひとつですが、それをどう見ようとするかあなたが決めなくてはならない。
そして、それは自由です。
ハードウェアの初期設定を変える、削除する
ものの考え方を学ぶことと、
ものごとをどう見るかは、
いまのハードウェア、あなたのものの考え方、価値観、そう、パラダイムの設定変更、あるいは削除することが目的。
自然に埋め込まれた初期設定を「手直し(アジャスト)」できるひと。
「適応能力(ウェル・アジャステッド)」なひとになるために。
この適応能力こそが「ほんとうの教育がもたらす自由」。
無意識まかせの思考法、生来の初期設定のまま、来るも来る日も過ごすことをいかに避けるか?
選択と呼ぶに値しない「オートマチック」になりがちな日々の生活を避け、ほんとうの自由を得るために。
リベラルアーツがひとの、人生の可能性を解き放つ
上記はデヴィッド・フォスター・ウォレスの「これは水です」からまとめたものです。
それぞれの人生の目的を自由に解放するための学び、それがリベラルアーツだと解釈しています。
価値観、人生観の多様性を認め、それぞれの人生の目的を解放する考え方を学んで行こう。
リベラルアーツの元々
「リベラル・アーツ」=人間を自由にする技術。
リベラルアーツとは、元々ギリシャ・ローマ時代の「自由7科」(文法、修辞、弁証、算術、幾何、天文、音楽)に由来します。
古代ギリシアでは「自由民として教養を高める教育」など、それぞれの時代を解放された自由人として生きるための学問がリベラルアーツ。
日本では、「様々な知に触れることで、汎用的な思考力を養う」こととされています。
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