【英語の習得】失敗したくないという羞恥心を捨てる時が伸び時
随分とnoteが遠ざかっていました。下書きで放ったらかしになっていたこの記事の続きを書こうとしたら情報が随分古くなっていることに気付いたのですが、あえてそのままにしておきます。では、2週間前の続きから。
先日ランチにパブでユウキとステーキとビールを堪能してしっかり昼から眠くなりながら仕事に励んだということの報告と、インターン生ユウキが私が仕事の後カラオケを楽しんでいる間に深夜までオフィスに残って私の無茶振りタスクをこなしていたということです。
私の無茶振りタスクを順調にこなしているユウキは先週既に2本目の英語プレゼント終わらせ、来週には3本目のプレゼンが控えています。(この3本目は今週終わりました笑)
可能性を感じるということについて
まだ2本しか終えていないですが確実にレベルアップをしている、というか、「レベルアップの可能性を感じる」力をつけてきています。(3本終わってもこの感情は変わらずです)
「可能性を感じる」としたら、まだレベルアップしてないじゃないか、と思われるかもしれませんが、コレ、めちゃくちゃ大事なんです。現実的にみて今日、明日で目に見えるレベルなんてアップするはずがないですよね。だからこの「可能性」っていうのは私からするととても重要なんです。
人ってどうしても自分のことを客観視するのは難しいです。特にユウキは「かしこい」ですので自分でちゃんと府に落ちないと自分のことを認めないですし、上部だけのコトバでは決してごまかしがききません。素直なんですが、めちゃくちゃ頑固でそれが良くも悪くもユウキの良さと個性を生み出しています。
特に「可能性」なんていう曖昧なモノが自分にあるのかないのかなんて、なかなか自分ではわかりません。だからボスなり、先輩なり、スーパーバイザーなりがきちんと基準をもって可能性についての評価をする必要があると思います。それがまあ、私の彼に対してできることの一つなんじゃないかって思っています。
職場のボスっていうと、仕事を教えたり、ノウハウを教えたり、指導したりっていうイメージが強いですが私はもちろんトレーニングとしてはしますが、スーパーバイザー的にはユウキの性格や思考の癖や能力の特徴を把握して、彼の特徴を生かしたタスクを与え、できるだけ短時間でコスパよく目標を達成できるようにすることが大きな役割の一つだと思います。
ユウキのプレゼンの目的
それを踏まえた上で私がユウキに英語プレゼンのタスクを与えた目的は以下の2つです。
①英語のアウトプットの場を与える ②知識のアウトプットの場を与える
とにかくアウトプットです。ユウキは性格的に手を抜けないタイプ、というか小さな成功体験の積み重ねを必要とするタイプです。確かにアウトプットは知識を実践的なスキルの習得に変えるには絶対的に必要なモノです。
特に英語におけるスピーキング力については、単語や文法の「知識」はあるけど全く喋れない、という日本人は多くいます。この理由は簡単で、「実践的に英語を使ってきていない」からです。良く言われていることですが、圧倒的にアウトプットが足りないのが日本人が英語が話せない大きな要因です。
ただ、アウトプットが大切だとわかっていても日本人の多くはまだ文法の勉強をやめません。理由は「文法が完璧でないからまずは完璧にしてからアウトプットに挑戦したい」ではないかと思います。完璧に文法を理解していないとアウトプットしてもあまり意味がないと思っている方は多いのではないでしょうか。
アウトプットから得られるもの
ここで、アウトプットをすることから得ることができるだろうモノをお伝えします。
①自信 ②自信喪失 ③データ
アウトプットから得られるモノは上の3つだと私は思っています。単純に自信は成功体験から、自信喪失は失敗体験から、そしてデータはそれらの体験から得ることができます。言い方は他にもあるかもしれませんし、細かく分けるともっとあるかと思いますが。
①と②に関しては完全に相反するモノですので一体アウトプットをすることがいいのか悪いのかさえもわからなくなってくるかもしれませんが、データを取るためには両経験が必要になってくると思います。
完璧主義は羞恥心からきている
さて、ユウキ場合ですが、彼は英語に対して文法知識を優先しがちで、どちらかというと完璧主義で「理解」をしていないと実践に移せないタイプです。完璧主義は私は自分にもその傾向があるのでわかるところもあるのですが、間違いたくない、失敗したくないという「羞恥心」からきていることもあります。
失敗したら「恥ずかしい」という感情は周りの目を気にした時に起こりやすいので対処法は一言でいうと「慣れ」です。
「慣れ」というのは、失敗することに慣れるというよりは、失敗した後の対処法に慣れる、という感じです。例えば、オーストラリア人に自分の伝わらなかった時、言い方を変えたりして2度、3度目で伝わることがありますが、そこからくる対処法は「1度で伝わらなかった場合、あと2回トライする」ということです。
つまり、これは「データ」です。自分の英語の発音の癖や言い回しの癖によって伝わる表現やシチュエーションがわかってきます。アウトプットすることから得られるこの「データ」はまさにトライしないと手に入れられません。
そして英語学習におけるアウトプットは日本では一番手に入れにくく、これこそが現地で英語を学ぶ最大の強みです。データを手に入れることによって自分の癖がわかり、そこから効率の良い自分にあった勉強の方法がわかり、一気に習得への道が開けます。
データ収集 → 自分の癖がわかる → 自分にあった勉強法がわかる
さてさて、来週はラ・リングアの今年最後の週となります。ユウキのプレゼンも4回目が火曜日に行われます。回を重ねるたびに確実にパワーアップしている彼のプレゼン、来年の今頃は私はnoteでどんな記事を書いてるのか楽しみです。