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有料プランの機能がうらやましい...

下図は、一般のユーザーが見ることが少ない画面だと思いますが… Google Workspace for Education の管理コンソールの画面です。
ダッシュボード左側のメニューから「ディレクトリ」→「ディレクトリ設定」と選択し、右側のペインで「公開設定」を選択した時の画面です。

管理コンソールの「ディレクトリ設定 > 公開設定」

何の画面?

この画面の設定については、以下 URL のヘルプ記事で説明されていますが、組織内の他のユーザーに対して、

  • メールアドレスがオートコンプリートされる

  • 連絡先情報を表示する

といった対象となるかを制御できます。

この設定が「表示できるユーザーなし」になっていると、Gmail や Google  ドライブなどのサービスでメールアドレスを入力する際にも、オートコンプリート(サジェスト)されることがなく、メールアドレスをすべて入力しなければならなくなります。

全ユーザー」に設定されていると、組織内のすべてのユーザーが検索の対象になるため、公立学校など自治体単位で Google Workspace for Education を導入している場合には、自校のユーザーだけでなく、先生や他の学校のユーザーも含めて、自治体内のすべてのユーザーがオートコンプリートの対象となってしまいます。
先生用アカウントはともかく、生徒用アカウントで他校のユーザーを参照できてしまうような状況を嫌って、「表示できるユーザーなし」を設定すると、すべてを手入力しなければならなくなってしまいます。

対策として…

カスタム ディレクトリのユーザー」を設定すると、指定する Google グループのメンバーをオートコンプリートの対象として指定できます。ここで指定した Google グループのメンバーだけでがオートコンプリートの対象となるので、意図したユーザーだけを対象にできます。
しかし、この方法で検索範囲を制御しようとすると、一覧となる Google グループを維持管理しなければならなくなります…

このような設定が面倒で、Google Workspace のサポートに「公開設定の範囲に組織部門を設定できませんか?」と要望したりもしましたが、そのような機能追加は行われていません…

ただし、有料プランの Education Standard、Education Plus であれば利用できる「動的グループ」という機能を利用すれば、指定した組織部門に所属するユーザーの一覧を簡単に作成し、自動的に維持管理できるようです。

「さすが、有料プラン!」という感じですが、無料プランを利用している自治体にはどうしようもないので、これまで通り、Google グループのリストを維持管理するしかありません…

可能なのは、GAS で組織部門に所属するユーザーと Google グループの状況をチェックできるようにするぐらいです。これこそ、「お金で解決!」という感じです。

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