Step 1:「Google 認定教育者レベル 1」を取得
「認定トレーナー」になるためのはじめの一歩は、「Google 認定教育者レベル 1」を取得することだと思います。
「Google 認定教育者レベル 1」とは?
「Google 認定教育者レベル 1」については、以下のページで
と説明されているように、「Google for Education」で提供されているサービスに習熟していることを証明してくれる試験となっています。
「習熟」というと、何だか難しそうに感じられますが、同じページで以下のように説明されています。Google が提供している学習用コンテンツの「基礎トレーニングコース」を受講することで得られる知識・技術でカバーできる内容なので、「習熟」という言葉にプレッシャーを感じなくても大丈夫だと思います。コース名にも含まれているように、”基礎” な部分です!
何からはじめる?
Google は「Teacher Center」というページで、学習用コンテンツを無料で公開しています。この中にある「基礎トレーニングコース」を受講することで、「Google 認定教育者レベル 1」に対応した知識・技術を習得できると思います。
何が出題される?
「何が出題されるか?」という点が気になる部分だと思いますが… 受験に際して以下の NDA(秘密保持契約)へのサインが求められます。
この NDA の中で、以下のように規定されているので、実際の試験の内容については説明できないのです。そのため、試験の名称などをキーワードに検索しても、具体的な出題内容は見つからないかと思います。
ただ、合格は 80% 以上となっているようです。
しかしながら、公式の学習コンテンツである「基礎トレーニングコース」の内容を理解し、実践できるようになっていれば、問題なく合格できると思います。
どんな内容を学習する?
「基礎トレーニングコース」の内容は、以下のような 13 のユニットで構成されています。
教室でテクノロジーを活用する準備を整える
サポートや学習をより身近に
教室を(ほぼ)ペーパーレスに
効率的にコミュニケーションをとる
自分や他のユーザーの活動を整理する
会議をオンラインで行う
生徒の提出物をオンラインで共有する
学力の伸びを測定・理解・共有する
生徒にオンラインスキルを教える
インタラクティブな授業をつくる
動画で生徒の興味をかき立てる
グループワークの促進
インターネット利用時の心得と正しい使い方について教える
それぞれのユニットは、下図のようにいくつかの項目とユニットの復習で構成されています。それぞれ、30分未満の時間が想定されているので、隙間時間で学習を進めていくこともできます。
また、それぞれの項目にはその項目の、ユニットの復習にはそのユニットの確認問題が用意されています。
もともとは、英語で作成されたコンテンツを日本語化しているので、
例文の登場人物が日本人ではない。
掲載されているコンテンツが英語によるものだった。
といったことが見受けられますが、説明そのものは日本語で行われているので、Google 翻訳などを併用することで、英語が堪能でなくても対応できると思います。
「基礎トレーニングコース」の冒頭には、下図のように表示されており、想定される学習時間は 15.1時間、難易度は「初級」となっています。それなりのボリュームとなっているので、計画的に取り組んだ方がいいと思います。
また、それぞれのユニットの中で出てきたサービスやアプリケーションについての操作は、知識にとどめるのではなく、実際に行って確認しておいた方がいいでしょう。
わたし自身が「認定トレーナー」になったことで得られた情報ではありますが、「Google 認定教育者レベル 1」に求められていることをまとめたスライドを紹介しておきます。この内容を復習しておくと、更に安心できると思います。 ※2つあるのは、それぞれ英語版と日本語訳(日本の認定トレーナー有志による翻訳)したものです。
実際に「基礎トレーニングコース」を取り組んでみるとわかりますが、Google が考えている望ましい方向性が見えてくると思います。Google が望む方向性がつかめれば、実際の試験でも正解が導き出せると思います。
研修してくれるところはないの?
この「Google 認定教育者レベル 1」の合格を目指す研修会を、株式会社ストリートスマートとイーディーエル株式会社で行っています。
各社とも、以前は対面での研修として行っていましたが、現在はオンラインでの研修ばかりとなっているようです。料金、研修会の時間などに違いがあるので、単純に料金だけでは比較しにくい部分があるので、それぞれの内容をよく比較するといいかと思います。 ※イーディーエル株式会社の方は「複数申込み割引」なども用意されています。
わたし自身、研修会の時間が長いイーディーエル株式会社の研修会を受講する機会があり、実際に受講しています。研修会では、「基礎トレーニングコース」の内容すべてを説明するわけではなく、ポイントとなる部分を解説する感じとなっていました。やはり、実際に操作しながら説明とともに体験することで理解しやすくなります。
想定学習時間が 15.1時間となっているのに、それ未満の時間で行われる研修会なので、すべての内容が網羅されないのは仕方のないことだと思います。
そのため、上記のような研修会を受講する場合でも、事前に「基礎トレーニングコース」の内容を予習しておいた方がいいような感じです。イーディーエル株式会社の研修会は、2日目の午後は実際に試験を受験する時間に充てられているので、研修会の内容をもとに復習してから後日受験するという流れではありません。
結局、「基礎トレーニングコース」の内容を学習しなければならないのであれば、上記のような研修会はより安心を求めるためのものなのかもしれないな、と思います。
受験の流れ
実際の試験は、下図のように 180分(3時間)と長い時間が確保されています。CBT でのテストで、自宅からでも受験できるようになっています。
試験の申し込みや受験の流れについては、以下の PDF で説明されているので、参照してください。
https://services.google.com/fh/files/misc/japanese_registering_for_level1_level2_exams.pdf
前述の株式会社ストリートスマートとイーディーエル株式会社のサイトでも、受験の流れについて説明されていますが、2021年 9月から試験の方式が変更になっているので、それ以前に作成された内容は変更になっている可能性があるので注意!
受験費用を株式会社ストリートスマートやイーディーエル株式会社で受験バウチャーとして事前に購入することも可能。購入場所によって、微妙に価格が違うので、金額を比較すると少しお得かも?
合格すると…
CBT で受験し、試験が終了すると、しばらく待っていると結果が表示されます。その後、メールで合格証やデジタルバッジが送られてきます。
これで、はじめの一歩が完了です。
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