#17 GAS の実行時間には制限がある!
いろいろと便利なことができるようになる GAS(Google Apps Script)ですが、一度に処理できる時間には 6分という制限があるんです。
どんな制限?
具体的には、Google が以下のページで案内しています。
この中で、「Current limitations」として、
Script runtime(スクリプト実行時間) 6 分
と定義されています。以前の制限では、Google Workspace for Education のアカウントであれば 30分の時間制限だったようですが、現在はどの種別のアカウントでも、一度のスクリプトの実行には 6分の時間制限が課せられています。
次の行に書かれている
Custom function runtime(カスタム関数実行時間) 30 秒
というのは、Google スプレッドシート内で利用する SUM や AVERAGE のような関数を自作したものが相当するようです。これも GAS によって作成するもののようですが、ちょっと別物として考えた方がよさそうです。
このような Custom function (カスタム関数)については、以下のページの説明がわかりやすかったのでご覧ください。
まとめ
ともかく、GAS で作成したプログラムには、6分という時間制限が課せられているので、以下のような対策が必要です。
一度の処理は 6分以内に終わるようにする。
6分で終わらないような処理の場合には分割して処理する。
また、この他にも「Current quotas」として、いくつか気になる制限が Google の冒頭のページでは案内されているので、この辺りにも注意が必要です。
とりあえず、大量に処理する場合や、どうにもよくわからないエラーに悩まされたときには、この制限を思い出してみるといいかもしれません。
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