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両社が機能を競い合う!

似たようなタイミングで、以下のように 2つの記事が掲載されていました。

どちらも記事名前は「Excel」から始まっているものの、

  • 前者
    「Microsoft Excel」に存在していた関数が、「Google スプレッドシート」には存在していなかった関数が、「Google スプレッドシート」に追加される

  • 後者
    「Microsoft Excel」に存在していない関数で、「Google スプレッドシート」には存在していた関数が、「Microsoft Excel」に追加される

と、逆の方向性の記事となっています。

表計算ソフトのイラスト

追加されたそれぞれの関数は、ここ数年で実装されたものも含まれていて、表計算ソフトに以前から当たり前のように備えられていたものではありません。
古いバージョンの Microsoft Excel を使っていると利用できない関数ですが、この関数を使うケースに遭遇し、効果を実感すると手放せなくなるものばかりです。

この XLOOKUP などは、これまでは MATCH と INDEX を併用するなどして実現していたものが、XLOOKUP だけで簡単に実現できてしまうのです。

どのようなケースで XLOOKUP が便利なのかは、以下の URL で説明されているのでご覧ください。VLOOKUP はキーとなるデータが昇順にソートされていなければ利用できませんでしたが、XLOOKUP であればそんな前提条件もありません。

ただ、Microsoft Excel 側に追加される IMAGE は、既にGoogle スプレッドシートには実装されているものの、関数に与えなければならない引数には少し違いがあります。

以下のように、先頭の引数については同じ内容なものの、Microsoft Excel の IMAGE は 2つ目の引数に alt_text を指定することになっています。
同じ関数名ではあるものの引数が異なるので、完全な互換性は確保されていないのです。

  • Microsoft Excel の IMAGE 関数

    • source:HTTPSプロトコルのURL。

    • alt_text:アクセシビリティのため、画像を説明する代替テキストを指定

    • sizing:画像のサイズを指定

    • height:「sizing」が「3」の場合にイメージの高さを指定(ピクセル単位)

    • width:「sizing」が「3」の場合にイメージの幅を指定(ピクセル単位)

  • Google スプレッドシート の IMAGE 関数

    • URL - 画像の URL です。

    • モード - [省略可 - デフォルトは 1] - 画像のサイズモードです。

    • 高さ - [省略可] - 画像の高さをピクセルで指定します。

    • 幅 - [省略可] - 画像の幅をピクセルで指定します。

このように微妙に使い勝手が違うものの、備えられている機能としては違いがないように、両社が競い合っているような感じになっています。

実際にそれぞれで新機能が利用できるようになるのは、もう少し先になりそうですが、どちらを利用するにしても、これらの上記の関数のような従来の表計算ソフトには実装されていなかった関数にどんなものがあるのか確認してみると、これまで苦労していたことが簡単に実現できてしまうかもしれませんよ!

ちなみに、以下のサイトでは Microsoft Excel に実装されている関数が一覧にされていますが、この中で「365」や「2019」でのみ利用できる関数にアイコンが付記されているので、一度見ておくと幸せになれるかもしれません。

Excel 2019 や Excel 365 で追加された機能を付記
XLOOKUP は Excel 365 で使用できる新しい関数


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