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#131 フォームの応答を使いやすくする (2)

下記の記事で紹介していた Google フォームの回答に対する応答を、使いやすくするための GAS のプログラムですが、

以下の記事で問題提起したように、使い方によっては意図しない使われ方をしてしまう可能性があります。

このような不適切な使われ方をしないように、列 B で設定する内容を

  • 空白 → 回答者にメールを返信しない

  • 空白以外 → 回答者にメールを返信する

という 2種類の意味ではなく、

  • 空白 → 回答者にメールを返信しない

  • 数字 → 指定された数字の列までの内容を回答者にメールで返信する

  • 数字以外 → 回答内容のすべてを回答者にメールで返信する

という 3種類の設定が行えるように、プログラムを変更しました。

列 B の設定に意味を追加する

このように変更したことで、列 B に 4 が指定されていた場合には、列 D までの回答がメールで返信されるようになります。
フォームの回答として記録される「タイムスタンプ」と「メールアドレス」だけを返信内容に含める場合には、列 B に 2 と指定すればよく、前述の記事(#130)で危惧していた、匿名でのメール送信フォームとして成り立たなくなると考えられます。

  • この列 B の設定は、回答者への返信メールに用いる回答内容に反映され、列 D・列 E で指定する対応者に連絡する内容は、すべての回答内容が含まれます。

更新したプログラムは、以前の記事(#129)で案内している、以下の URL のファイルに反映してあります。再度にアクセスして、スプレッドシートをコピーし直してください。

最後に…

GAS のプログラムで自動化することで、各種の操作が自動化できて便利になるのですが… 今回のプログラムのように、適切ではない動作・運用を導いてしまうこともあるのは事実。


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