#12 アカウントの名前を一括で変更する
「Google Workspace for Education」を利用しているときに、名列の順に表示させることを目的に、児童生徒が利用するアカウントの名前に 2年 3組 14番であれば 2314 と付しているケースがあるかと思います。
こういったケースで、年度が替わる時に名前を付け直したいことがあるでしょう。そういったときに、管理コンソールを使わなくても簡単に処理できるスクリプトを作成してみました。
メールアドレスから「姓」「名」を変更する
しかるべき権限をもったアカウントで、ログインした状態で ↑ の URL にアクセスしてください。当該アカウントの「Google ドライブ」にスプレッドシートがコピーされます。
少し使ってみましたが...
ローカル側の Microsoft Excel からスプレッドシートに貼り付ける際にも、文字コードを意識する必要がない
更新不要なデータ(項目)について意識する必要がない
といったメリットがあるように思います。
はじめて実行するときには、API を利用した GAS のスクリプトを実行するために、実行するためのアカウントやどこまでの情報にアクセスするかの確認が求められます。
この辺りの操作は、別の記事にまとめてあるので「#01 GAS のスクリプトを実行するときに...|ともかつのノート|note」をご覧ください。
使い方は、スプレッドシート内にまとめておきましたので、参照ください。注意点は...
実行は、必要な権限を有したアカウントが必要になります。
→ 誰でも実行できるわけではありません。スクリプトで 1件ずつ処理しているので、相応の時間を要します。
そのため、大規模校の場合には必要に応じて分割しなければならないでしょう。
といったところです。
メールアドレスから「姓」「名」「組織部門」を変更する
先のスクリプトが「姓」「名」の変更を対象にしたものでしたが、「組織部門」についても対応したスクリプトです。
今回のバージョンは、(a) をキーとして、(b) ~ (d) の情報を取得して、その情報を基にして、(b) ~ (d) を更新して、それを「Google Workspace for Education」に反映させられます。
(a) 「メールアドレス」
(b) 「姓」
(c) 「名」
(d) 「組織部門」
前回のスクリプトと同様に、使い方は、スプレッドシート内にまとめておきましたので、参照ください。前述のように、二段階で操作する感じになっていますので、操作方法が変化しています。特長や注意点は...
ローカル側の Microsoft Excel からスプレッドシートに貼り付ける際にも、文字コードを意識する必要がない。
実行は、必要な権限を有したアカウントが必要になります。
スクリプトで 1件ずつ処理しているので、相応の時間を要します。そのため、大規模校の場合には必要に応じて分割しなければならないだろう。
といったところです。
最後に
最後に、お決まりのフレーズを書いておきます。
一応の動作確認は行っているものの、不慮のトラブルによって損害等が生じても、責任はとれませんので予めご了承ください。
コメントを含めても 100~200行程度のスクリプトであり、実行に際して目的外の場所への書き出しや収集などは行っていません。
特別なエラー処理は行っていないので、意図しないケースでエラーが発生してしまうかもしれません。どうにもならない場合には、ご連絡ください。
アドオンが利用できる環境であれば、必要のないような簡単なスクリプトですが、何かの役に立てば幸いです。