端末は誰のもの?
自民党が
という方向性を出したけれど…
義務教育段階の学校において、端末の導入・更新の費用を、「保護者負担ではなく国や自治体が負担する」という方向性は歓迎したい。
けれど、
どこまでの費用を公費負担にする?
→ 故障対応のための保険料や、修理に要する費用は誰の負担?更なる更新費用は?
→ 義務教育段階の 9年間に利用する端末は、1台ではないのでは?
というあたりも、すべて公費負担にするつもりなのでしょうか?
保護者側にしてみれば、負担は少ない方がいいので、冒頭の記事のような自民党の方針は歓迎するでしょうが、形態はともかくパソコン室も維持しながら、端末も公費で維持し続けられるのでしょうか?
他方で、GIGAスクール構想の目指す「端末の文具化」を考えたとき、端末は貸与されている借り物でいいのでしょうか?
端末をより丁寧に扱うようにするため
→ 借り物ではなく、自分のものに。端末の利用について学校に任せっきりにしないため
→ 保護者(家庭)も関わっていく。
といった観点も必要なんじゃないでしょうか?
端末の整備費用を公費負担するのではなく、端末の購入費用のほとんどを補助するという形にして、所有権を家庭に渡してしまうのもいいんじゃないかと思ったり…
転勤族な方々の対応がどのような感じになるのかを完投しなければならないのでしょうが、この辺りも考慮せずに「国が責任を持って措置する」と言い出すのは、国民にアピールしているだけなのではないか?と勘ぐってしまいます。
もっと、この辺りの議論を進めていかなきゃいけないはずなんですけど… どんなスケジュールで議論するんでしょう? そんなに余裕があるようには思えないんですけどね。😖