「ゆっくりMovieMaker4」で動画編集 (4) 単純にビデオ編集ソフトとして使ってみる
以下の記事で触れた「教育100人TALKS!! byこくり」向けの LT 動画を、「ゆっくりMovieMaker4」を使って編集してみました。
動画編集ソフトとしての「ゆっくりMovieMaker4」
「ゆっくりMovieMaker4」は、「ゆっくり実況プレイ動画用の動画編集ソフト」として公開されていますが、単純にビデオ編集ソフトとしても利用できます。
公式ホームページの「よくある質問」には、「ゆっくり実況プレイ動画用の動画編集ソフト」としての FAQ ばかりが掲載されていますが、音声合成などの機能を利用せずに、単純なビデオ編集ソフトとしても利用できます。
逆説的に言うならば、公式ホームページにはビデオ編集ソフトとしての基本機能についての説明はなく、プログラムにヘルプも用意されていないので、見たまんまの状態で使える人、もしくは検索するなどして自己解決できる人でなければおすすめできません。
以降に「ゆっくりMovieMaker4」を、単純にビデオ編集ソフトとして見たときに、ステキだと感じるポイントを説明します。
自動的にアップデート
久しぶりに起動したら、下図のような画面が表示され、「はい」を選択すると最新バージョンにアップデートされました。
自動的にダウンロードやアップデートが行われて、処理が終わったら下図のように更新履歴が表示されます。
無償で公開されているフリーソフトですが、不具合などが修正されると、自動的に反映されるのはとても便利です。
基本的なカット編集はもちろん!
タイムライン上に並べたクリップに対して、以下のような基本的なビデオ編集ソフトが備えているカット編集の操作は問題なく行えます。
トリミング
カーソル位置で分割
再生速度、音量レベル、表示位置、拡大率、回転、も設定可能
各種のエフェクト機能も備えている
冒頭で説明した LT 用の動画は、Windows に付属のアプリ「カメラ」で撮影した自撮り動画を、画面右下に丸抜きで表示させようと考えました。
こんな動画の切り抜きもエフェクトとして用意されている「図形切り抜き」を使えば簡単に行えます。
丸抜き用のマスク画像を用意することなく、あらかじめ用意されている図形のパターンを選択するだけで、丸抜きできました。
表示する位置や丸抜きする場所なんかも簡単に調整できます。
まとめ
無償で公開されているビデオ編集ソフトには、以下のページでも紹介されていますが、この中には「ゆっくりMovieMaker4」は含まれていません。
使用するパソコンも新しくなったので、以前は性能不足で快適に利用できないこともあって断念した「DaVinci Resolve」を使い込んでみようかとも考えましたが、凝ったビデオ編集を行うわけでもなかったので、結局は手を出しませんでした。
職場でも利用する可能性を考えたとき、事務作業目的で導入された構成のではないノートパソコンでも利用できることを考えると、ハードルが高かったことも断念した理由の一つです。
「ゆっくりMovieMaker4」は、ビデオ編集ソフトとしてのドキュメント面でのサポートが弱いものの、これまでに何かしらのビデオ編集ソフトを使ったことのある人であれば、感覚的に使えるのではないかと思います。
それほど高くない性能のパソコンでも、待たされることなく編集作業が行えるのは、とてもありがたいです。
Windows に標準機能として提供されている「ビデオ エディター」を利用するのであれば、「ゆっくりMovieMaker4」を使った方が快適で便利なのではないか、と思うくらいです。
Windows 環境で、簡単なビデオ編集を行うためにビデオ編集ソフトを探しているのであれば、「ゆっくりMovieMaker4」を選択肢に入れてみるといいと思います。
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