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学校で iPad を導入するときは…

↓ の以前の記事の続きです。

以下の文書で規定されている最低スペックで、↑ の記事では Windows パソコンを中心に触れましたが、よく見ると iPad についても興味深い記述が…

具体的には、iPad は Apple から販売されている正規品しか存在しないので、ストレージ容量ぐらいしか仕様についてゆらぎがないので、注目するポイントはそれ以外の部分になります。

気になったのは、「スタンド」についての記述です。

最低スペック基準の「スタンド」についての記述(p.6)

文中に出てくるキーボードについては、p.8 の「2. 解説 2.5. 周辺機器」でも触れられています。

「キーボード」についての記述(p.8)

これらの文面をそのまま解釈すると、

  • キーボードの整備は必須

  • キーボードは有線接続が望ましい。 ※無線接続は導入前に検証を!

  • キーボードがスタンドを兼ねないのであれば、自立させるためのスタンドを用意。

という感じになります。

先の記事でも触れたように、「外部接続端子」として USB-C を備える iPad となれば現行の 第10世代 iPad を選択することになり、64GB のモデルであれば本体価格 68,800円に、更にキーボードを追加することになる。

最低スペック基準の「外部接続端子」についての記述(p.6)

無線接続ではなく有線接続のキーボードとなると、Apple の純正品「Magic Keyboard Folio(38,800円)」やロジクール製の「Logicool Rugged Folio Keyboard(22,800円)」などを購入することになるだろう…
合計金額は、物品だけで 10万円近くになってしまう。仕方のない金額なのかもしれないが、高額な感じがするのは否めないな…

iPad の利便性はわかるのだけど、こうやってキーボードの接続を必須にするなどしていたら、iPad らしさが無くなってしまうような気がするのは わたし だけでしょうか?

また、端末本体と一緒に整備するとは限らないようだが、タッチペンについても「いずれにしても整備は必須である」と記載されている。

「タッチペン」についての記述(p.8)

このタッチペンについての記述は、iPad に限った話ではなく、Windows パソコンや Chromebook にも適用される。
とは言え、最低スペックとして、タッチペンの有無については記述されているものの、その機能(傾き検知、筆圧検知、など)については言及されていないので、Apple Pencil のような高機能なものでなくても構わないのかもしれない…

最低スペックを満たそうとすると、価格面も含めて「GIGA第1期」と「GIGA第2期」はかなり変わっている感じ。さて、これまで iPad を選択していた学校・自治体は、端末更新にあたって、どのような判断をするのでしょう?

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