Step 3:「トレーナー スキルの理解度テスト」に合格
ここからが「認定トレーナー」らしい部分になってきますが、またしても「Teacher Center」での学習が続きます。
「トレーナー スキルの理解度テスト」とは?
「トレーナー スキルの理解度テスト」は、トレーナーとしてトレーニングを行えるだけの準備が整っているかを確認するテストで、「トレーナー コース」の理解度を問われるものです。
試験時間がこれまでの試験と違い、3時間 → 1時間となっているように、試験そのもののボリュームは小さくなっています。
上記の「トレーナー コース」というのは、「Teacher Center」に用意されている「認定トレーナー コース(英語版では、Certified Trainer Course)」を指しています。想定される学習時間は 20.3時間と多くなったものの、難易度は「中級」のままです。
用意されている学習用コンテンツ
「Google 認定教育者レベル 2」までと同様に、以下のような 7 のユニットで構成されています。
組織の変革に影響を与える
専門能力学習を設計する
おすすめの指導方法を適用する
魅力的なトレーニング セッションを計画する
プロフェッショナルの精神で進行役を務める
Google ツールを授業に取り入れる
Google for Education の知識を深める
「Google 認定教育者レベル 2」までと違うのは、このコースの学習内容の中心が Google のサービスやアプリケーションではないことです。
上記の 7 のユニットの表題(タイトル)を見てもらえばわかるように、6. と 7. は、Google に寄った内容となっていますが、1. ~ 5. はトレーニング/トレーナーについての内容が中心となっています。
このコースでの内容は、教師と児童生徒が授業でどのように使うか、といった「学級経営」や「授業設計」といった観点ではなく、教師のグループや組織がどのように進んでいくか、という「学校経営」「組織マネジメント」といった観点に近い雰囲気の内容となっています。
実践事例には Google のサービスを利用しているものの、Google のサービスでなければならないものではないので、「大人相手のトレーニング」をどのように行うかを学びます。
6. については「Google 認定教育者レベル 1」「Google 認定教育者レベル 2」の内容を包含するものとなっているので、継続して取り組んでいるのであれば、記憶も新しいところだと思います。
7. については、すべてを理解しようとすると難しいのですが、流れを把握している程度の理解で大丈夫なようです。
難しいの?
わたしの専門分野は、「情報」や「工業」なので、こういったジャンルの試験はピンポイントに当てはまっているのは事実です。そのため、「あなたは、エンジニア上がりの詳しい人だから…」と言われたりもしますが、日本国内で認定されている「認定トレーナー」の方々の顔ぶれをみていると、小学校、文系科目や体育の先生と幅広い感じです。
技術的な専門家でなければ合格できないものではなく、地道に取り組めば、乗り越えられない壁ではないかと思います。
※例示した校種や教科の先生が、ICT を不得意にしているという意図ではありません。
この Step 3 までの試験に合格できれば、試験に取り組むのはおしまいです。ここからが「認定トレーナー」を目指す実践活動のはじまりです!
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