見出し画像

子ども時代に受けた傷が及ぼす影響と その背後にあるもの#1

【DVに関しての記載があります。読むのがつらい方はご注意ください】

私が小学校1年生だった冬
私の父は脳出血で倒れた。
今まで会社の重役として多忙な毎日を送っていた父が一変し
病院のベッドでうわごとを言っている姿に
母と姉二人、そして私と横一列に並んで立ちすくみながら、
父の顔を呆然と見ていたことを思い出す。

「一家の大黒柱が倒れては家族を養えない」
そう思ったであろう父は、必死にリハビリに励むが
なかなか思うように動かない手足に感情が爆発し
母に対して、毎晩暴力を振るうようになった。

優しかった父がなぜ、、
暴れる父になすすべもなく
娘3人は泣きじゃくり、母は黙って暴力に耐えていた。

この事実を、私は長い間封印をしていた。
思い出すことはあっても麻痺してた(麻痺させていた)のかもしれない。

私の記憶の中で「なかったこと」にしたくて
優しい父、闘病生活を耐えていた父しか記憶にないようにしていたことに
最近、気づいた。
そして本能的に、あの暴れる姿は本当の父ではないと思っているので
今でも天国にいる父のことを愛している。

しかし、精神的には深い傷を負っているので
大人になってもその影響は続いた。

もともと活発であったため
幼稚園時代からリーダーになることが多かったが、
その明るさと裏腹にその傷が染み出すように

・自分の意見がはっきり言えない(言いなりになる)
・選択を相手に任せる(何か選ぶときにどっちでもいいと言ってしまう。
でも本心は違ったりする)
・断ることが苦手
・疑うことをしない(何でも受け入れてしまう)
・自己犠牲

という性格も形成され
事件やトラブルに巻き込まれたり
被害を受けたりし続けた。

いくら身内とは言え
暴力は絶対にあるべきではない。
冷静に考えたら、大切な家族をそのような目に遭わすはずがない。

この尋常でない行動の背後には
その行動をさせている「何か」が存在していたことを、
半世紀生きてきて、ようやくわかった。

そして、今後一生をかけて、
この目に見えない「何か」と戦うために
今まで受けてきた、さまざまな事象があったことに
気づいた。

人生は謎解きの連続。
謎が解けたときの快感をあなたは知っているだろう。
あ!これか!
という感覚。

謎が解けたらしめたもの。
これからは、自分が戦う敵がわかったので
その敵に照準を合わせることに集中する。

このあとは、私に起こった数々の出来事を
綴ることによって、客観的に分析をしていきたいと思います。

ご相談はこちらから


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?