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暖かな言葉のクリスマスプレゼント

出勤する時に自宅近くの通り道で、毎朝必ず道路の掃除をされているご近所のおじさまがいらっしゃいます。

そのおじさまの自宅周りだけではなく近隣の道路やゴミ捨て場、少し離れた郵便局の前や橋の上、さらにそこから離れ川に沿って植えられている桜やもみじの落葉をお掃除されていることもあります。 

コロナ禍の前からされているのでもう5〜6年経つでしょうか。
春夏秋冬、暑い日も寒い日も毎朝お掃除されていて、なんと尊いことかと頭が下がります。

毎朝「おはようございます」と挨拶を交わすようになり、「いってらっしゃい」と暖かい笑顔で見送ってくださいます。
「今日は寒いですね」「今日は良い天気ですね」「紅葉がキレイですね」と声をかけて下さって「毎日朝早くからお仕事大変ですね。頑張って」と言って下さる時もあります。

誰に頼まれたわけでもなく自主的に、毎日毎日町を掃除して綺麗にして下さっているうえに、暖かく見送って下さって本当にありがたくて。
毎朝お会いすると心が暖かくなって、私も頑張ろうと思えます。

今朝はお会いしたら「メリークリスマス🎄」と声をかけてくださいました。

ちょっとはにかんだ感じで言って下さったその言葉に「あぁ今日クリスマスなんだよなぁ」としみじみと感じて。

クリニックではクリスマスの飾り付けをして、街もクリスマスのイルミネーションがとてもキレイだと言うのに、ここのところインフルエンザが急速に増えてとても忙しく余裕を無くしていて、綺麗だなぁ感じたり、楽しんだりする気持ちがどこかへ行ってしまっていたことに気付きました。

おじさまからの「メリークリスマス」の言葉には優しさと暖かさが込められていて、その言葉が忙しくて固くなっていた私の心を温めてくれました。
固くなって縮こまっていた心が柔らかく広く大きくなって、今日は変わらずに忙しかったにも関わらずほっこりと幸せな気持ちで過ごせました。
こんな気持ちになれたことが本当にありがたくて幸せで、私にとっては大きなクリスマスプレゼントでした。

心に残るステキなプレゼントをありがとうございました。

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