英語学習のお役立ちツール
私は2021年7月から米国にLLM留学をしておりました。ただ元々英語に対する苦手意識が強く、様々なツールに助けられた留学生活でしたので、今回はそれらをご紹介したいと思います。
これから英語圏に留学される方だけでなく、日々の英語学習にも役立つのではないかと思います。
もちろんこういったツールを使わずに済む(自力でやり切る)方が英語力向上の観点からは良いとは思いますし理想的であることは間違いありません。実際、私も最初はツールに頼らず頑張っていましたが、どうしても予復習が追い付かず講義の内容を消化しきれないことが度々あり、結局はツールに助けてもらうようになりました。
留学の目的は何か、何を学びに行くのか、それらの優先順位は、といったあたりを踏まえて、こういったツールを使いこなすことも一つの方法だと思いますので、誰かの役に立つことを願って紹介したいと思います。
DeepLのChrome拡張
DeepLは言わずと知れた翻訳アプリですが、これのChrome拡張機能を入れておくと、Chromeで開いたWebページ上で範囲選択をするだけで翻訳をしてくれるので、DeepLにコピペをする手間が省けます。Web記事の概要をなんとなく掴みたいときなどにすごく助かります。
ちなみにNYbarのMBE対策で多くの方が使っているAdaptiBarはブラウザ経由で提供されるサービスですが、ページ上のテキストはコピペができない仕様になっており、時に問題文よりの何倍にもなる解説文でも英語のまま読む必要がありました。そんな場面でもこのChrome拡張機能であればコピペ不要で翻訳してくれるので、非常に助かりました。
Shaper
PDFの英文をDeepLにかけたいが余計な改行が邪魔…というときに、Shaperを通すと改行+翻訳を一回でやってくれるので便利です。改行を消す方法はShaper以外にもいくつかありますが、手数の少なさで言えば、これより楽な方法を私はまだ見つけられていません。
特に論文の類をざっとななめ読みしたいときに役立つツールです。
AnnoReader
英文を読んでいて文の構造が分からなくなったときに助けてくれるツールです。AnnoReaderに英文をコピペすると、どのフレーズがどのフレーズを修飾しているのか、などがわかるので複雑な文章を読むときに助かります。文法学習の場面でも有用だと思います。
Otter
録音+文字起こしアプリ。授業を録音して後から復習するのに最適です。無料利用も可能ですがその容量は少ないので、留学生は課金一択だと思います。大学や講義によっては録音禁止という場合もありますのでその点はご注意ください。
ちなみにZoomを使ったミーティングでも、Zoom側で課金していれば(Zoom Proユーザーであれば)、Otterとの連携ができるため録音と文字起こしができます。私の通っていたLLMではZoomの有料ライセンスが全学生に付与されましたので、この連携も使うことができました。
Grammarly のWindowsアプリ&Chromeアプリ
文法校正ツールとしてGrammarly は有名ですが、そのアプリも入れておくとメールやWebフォームなどあらゆるアプリ上のドラフトをチェックしてくれます。いちいちGrammarly のWebページを開く必要がなくなるので、これも手間を省くツールとしてオススメです。
こういったツールを使っていたことは、あまり胸を張って言うべきことではないかもしれませんが、少しでも誰かの役に立つことを願ってシェアします。