40歳の台湾語学留学1年ってどうなの?
2022年に台湾教育部華語文奨学金をいただいて、1年間語学留学をしました。留学前の台湾華語のレベルはTOCFL A1だったのですが、全くの独学で話したことがなく、「你好」「謝謝」「多少錢」くらいの会話力で留学を開始しました。1年たって、そして、帰国後半年たってどうなったか記録します。
結論:台湾華語力はあがった TOCFL B1合格
2022年9月からの留学ですが、2023年4月の時点で、TOCFL B1取れました。
というか華語文奨学金の規定で9か月以上奨学金を受け取る人は期間満了の1か月前までにTOCFL B1とらないと最終月は奨学金が出ないんですよ。だから、台湾政府は語学力が0でも8か月勉強すればTOCFL B1まで上がると見越しているのかもしれませんね。
ただ、TOCFL B1とっても、正直、4月の時点では会話はたどたどしいところがあり、クラスでも会話についていくには努力が必要な生徒でした。
現在の台湾華語力 会話には困らない ただ複雑な説明は難しい
その後4か月頑張って、一般的な会話には困らないようになりました。日常会話レベルとは言いますが、日常会話って人によって何が飛んでくるかわからないし、どんな人と話してもそれなりに会話が続くっていうのは、個人的には結構頑張った結果だなと思います。ただやっぱり複雑な説明は難しいです。
勉強はどうやったのか
でも、ただのんべんだらりと12か月台湾に住んで、語学中心に通えば、しゃべれるようになるとは思いません。私、正直、涙ぐましい(自分の中で)努力したんですよ。
真面目に語学中心に通う
これは基本中の基本ですね。月~金、一日3時間語学中心で勉強しました。加えて習った単語は家で漢字、ピンイン、声調を書いて覚えました。後例文も覚えるようにしていました。スキットや短文は音声を聞いてシャドーイング。
オンライン授業を受ける
語学中心は生徒が多いクラスだったので(4学期通して常に8人~10人いました)しゃべる時間が足りないと思って台湾にいても、台湾華語のオンラインレッスンも受けていました。1回20分の授業を月16回。語学中心でわからなかったこととか聞いたり、会話の練習をしたりしていました。
Youtubeを見る
中国語勉強系のYouTube見てました。語学中心は中文で説明されるし、教科書も英語での説明しかないし、文法でわかりづらい部分は日本語で説明される中国語勉強系の動画でクリアにしてました。後は台湾人YouTuberの動画をかけっぱなしにして耳を慣れさせるようにしていました。
語学交換をする
語学交換、よく聞きますよね。私もしました。アプリを使って。私は実際に会って会話したのは一人だけ。やっぱり、出会い求めてる人の方が多い気がします。でも、そういう人が相手でも、ちゃっかりチャットでの会話練習の相手として活用させていただきました。チャットだけでも作文の瞬発力があがります。
生活の中でどう使ったのか
語学留学のだいご味といえば、学習したことを生活の中で使うことで学習加速や定着を狙えることだと思います。とはいえ、語学中心って生徒は(たまに外国で生まれ育った台湾人とかいるけど)外国人しかいないし台湾人の友達作って話したければ、ほかのコミュニティを探す必要があります。
外に出かける
私は見た目が台湾人っぽいのか、外に出ると人に話しかけられます。年配の女性から話しかけられることが多いけど、高鐵で隣に座った大学生のお嬢さんと1時間話し込んだりもしたなぁ。必ず一人で出かけることが重要です。日本人の友達と出かけてて話しかけられることは本当に少なかったので。
ご近所づきあいをする
これは少し特殊な例だと思うのですが、私は近所の台湾人の子供に日本語を教えるボランティアをしてました。私が日本人だと知ったご近所さんに頼み込まれて週一回1時間日本語を教えたのですが、その子やご近所さんと中文で話す時間も非常に勉強になりました。
日本でも属していたコミュニティに所属する
私は日本でキリスト教会に通っていたので、台湾でも通いました。正直、牧師先生の話は今でも聞き取り切れないのですが・・・語学力がない段階でもどうふるまえばいいのかわかるのでその場に溶け込みやすく、多くの知り合いができました。・・・ただ、怪しい教会は台湾にもありますので、教会に行くことではなく日本でもしていた習い事とかそういう感じの日本でも所属していたコミュニティを探すことをお勧めします!
もし、教会に興味があれば李登輝さんも通っていた台灣基督長老教會か、ルーテルの基督教台灣信義會が古くからある教会なので信頼度が高くてよいかなと思います。
新しいコミュニティを探索する
コミュニケーションがある程度とれるようになったら、新しいコミュニティを探すことをお勧めします。私は6月から社區大學という日本でいうところのカルチャーセンターみたいなところのピラティス教室に通いました。2か月で800元くらいだったかな。日本人一人しかいなくて目立つのでいろんな人が話しかけてくれて、知り合いができておすすめです。ただし、中級レベルじゃないと手続きや先生の説明がわからなくて困っちゃうかもしれません。もしもう少し早く中級レベルになっていたら、ボランティア活動とか、インターンシップとかしてみたかったなと思います。
日本人との付き合い
よく「留学したら日本人とつるむな」と聞きますよね。語学中心のクラスメートにも日本人と授業以外の場でも中文でしか話さない子いました。(すごいなーって関心してました)
私はというと、語学中心が終わった後のお昼ご飯は常に日本人の友達と食べてましたね。やっぱり外国で生活するってストレスたまるし、1時間くらい日本語でしゃべったからと言って、そんなに学習の差はないと思います。それに、それぞれ学校に通う理由が違う人たちだったので刺激をもらえて楽しかったです。台湾生活での情報交換もできたし。助け合いもありましたし。離れてもやり取りが続く大切な友人となりました。40歳で新しい友人ってなかなか得難いと思います。
帰国後は
やっぱり語学力が落ちるのは早いと思います。だからオンラインレッスンはずっと続けていますし、台湾YouTuberの動画やNetflixで台湾のドラマを見るなどで出来る限り台湾華語を耳にするようにしています。後、年配の方から毎日もらう長輩圖に返信するとかで日々鍛えています。
そのためか帰国後半年たって台湾に行ったときも、久しぶりに会った人たちとも話も弾みましたし、旅行中の些末も全く問題なく過ごすことができました。
最後に、これから留学される方、今留学中で頑張っている方、努力は絶対報われると思います。皆さんの充実した留学期間の参考になれば幸いです。祝你一切順利!
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