ボール取りに行こうよ

今日は子供のサッカーの話し。

と、本題の前に昨年１２月に所属チームの代表監督が逝去されました。我が子二人とも大変お世話になりました。特に入団したての低学年の時に代表監督が見てくれたからサッカーを楽しくやれるようになったのだと思います。
この入口部分ってすごく大事だなーと思います。

下の子の年代で私自身も保護者コーチとしてお誘い頂き、一緒に活動を始めた矢先ご病気が発覚し、第一線から退かれました。完治し戻ってこられるのを信じ、それまでの間、何とかチームを維持し子供達にはサッカーを楽しめる環境を作ろうと自分なりに努めて来ましたが、一度は回復しグラウンドに顔を出せるようになり少しずつまた復帰の道もあるのかと思ったものの、その後は上記記載の通りです。
少し時間が経ってしまいましたがここに生前お世話になりました事改めて感謝申し上げると共に、謹んでご冥福をお祈りいたします。

チームとしては大変悲しい出来事ではありますが、それでも子供達は日々成長し、待ったなしで時間は進んでいます。

という事で、本題です。

私普段、１，２年生時々園児含むで低学年年代の保護者コーチですが
先日久しぶりに長男（小４）の試合を一日観戦しました。
その際に非常に残念な光景を目にしたのでその時のお話しです。

どんな光景かと言えばタイトルからわかる方はわかると思いますが、タッチライン、ゴールラインを出て転がって行くボールをピッチ内では一生懸命追いかけて来たのにボールがラインを割った瞬間に走るのをやめるんです。
おーーーい、なんでそのままボール取りに行かないの？せっかく追いかけて来たならそのまま取りに行こうよと思ったわけです。なんなら直前に自分に当たってるよね、味方が蹴ったボールだよねの状況です。
この光景に残念な気持ちと無性にイライラしました。

これ、私が見ている低学年でも起こるのですが、その都度子供達に伝えています。「自分が蹴って外出たボールは自分で取りに行こうよ。」
相手が蹴って出たとしても自分たちのゴールキックもしくはスローインなんだから自分たちが取りに行って蹴る、投げる方が時間のロスが少なくならないか？と思っています。特に負けている試合の時なら尚更です。

いや、確かに転々と転がって遠くへ行ってしまったボールを取りに行くのは面倒臭いとかあると思うよ？今までは大人が取りに行ってくれたよね。
でもさ、直前まで全力で走って追いかけてたじゃん。なんでそのまま取りに行かないのか不思議でなりませんでした。

我が子にはまず自分で取りに行こうよと常々言っていましたからこの日は試合に出た際には取りに行っていたように思います。
しかしながらチームとしてみたときにどうか？相手チームより自分たちの方がボールに近いところに居るのに。
この日の大会は無失点で優勝しましたがなんだかすっきりしない勝ちだったなあと思わずにはいられませんでした。強いチームなのにもったいないというのが本音です。

ちなみに長男の学年を見てくれいているのはつい最近までトップチームをみていたコーチです。チームスタッフの方なので、あくまでも今回の事は私個人の感想なのでうるさく言うつもりはありませんが、少なくとも我が子には今回の事に限らずそれで良いのか？この方が良くない？な事は常に伝えて行きたいと思った出来事でした。

こういう事結構大事だよなあ。

今の子供達は小学生年代だとしても非常に整った環境の中でサッカーに取り組めています。これは大変喜ばしくまた今後の日本のサッカー界を担う子たちの育成には必要不可欠なんだとも思います。
それでもサッカーやる以前の問題だよと思う出来事も今回の話以外にも多々あります。
チームメイト、相手チーム、保護者、コーチその他自分に係る全てにリスペクトを持って行動して欲しいと切に願います。
私自身もそのように行動できるように日々振り返り、反省し、学んで行きたいと思います。