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親子留学6・7日目|週末のゆったり旅(アポ島とマーケット)


週末、フィリピンでの初めてで最後の週末。詰め込み観光は避け、のんびりと自分たちのペースで過ごそうと決めた。ネットで日帰りツアーを探してみたが、1人2万円近くするのを見てためらった。そのとき、現地で紹介してくれるという話を聞き、日本で予約せずに向かった。


アポ島での海体験

現地に着いて、週末の過ごし方を相談すると、ウミガメが泳ぐアポ島と、サンデーマーケットで有名なバレンシアのことを教えてもらった。ずっと行きたかった場所。アポ島への船チャーターは7000ペソと少し高めだったけど、家族やインター生と協力して人数を集め、学校のサポートも受けながら決行。道中、頼もしい日本人大学生のサポートがあって、なんだか安心。

アポ島では、ガイドさんに案内してもらいながら、約45分のシュノーケルツアーに参加。娘は初めて海に挑戦。大人用の機材が合わず、波と塩水に戸惑ってうきわにつかまり、まるで小さな船に乗っているみたいに、波にアップアップと揺られる。海の中では、娘は全然落ち着かず、不安げな表情で涙。そんなとき、そっと手を握り「ゆっくりでいいよ」って声をかけたら、少しずつ安心していく様子が見えた。ウミガメに2頭出会い、普段はもっと多くいるらしいと後で聞く。娘はほんの少し潜って、ウミガメのしっぽがちらりと見えたと言ってくれた。今回のツアー、1人あたり約2280ペソ(約6,000円)。決して贅沢な体験じゃなかったけど、娘と海でシュノーケルした思い出は、何にも代えがたい宝物にしたいなぁ。

午後のゆったりタイム

アポ島から戻ったのはだいたい2:30頃。少し休憩して、娘はまた外で他の子たちと元気に遊び始める。私は、前から気になっていた講座のアーカイブを見ながら、静かに一人の時間を楽しんだ。こうした穏やかな時間が、日々の忙しさを忘れさせてくれる。

初めてのリゾートディナー

夜は、各自で夕食を用意するということで、娘と初めて隣のリゾートホテルへ外食に出かけた。店内は私たちだけ。静かでムーディな空間。メニューからはポークチョップ、シュリンプパスタ、ビール、フレッシュなすいかジュースをチョイス。
パスタをひと口、思わず「ちょっと辛いかも」と感じたが、娘もすぐ「からい!」と笑って答える。食事中、テーブルの近くに犬がぐいぐいと寄ってくるハプニングもあった。娘は犬が苦手で、私のひざにすわりつづける。めちゃくちゃ食べづらい。。。でも、そんな出来事も、ふたりだけの特別な夜のひとときとして記憶に残る。

日曜日のマーケット&フォレストキャンプ

翌日は、校長先生家族が運営するバレンシアのマーケットへ。学校から車で1時間ほど。到着すると、賑やかでおしゃれな空間が広がっていた。車中ではみんなで和気あいあいとおしゃべりし、現地に着くとすぐにオススメのサトウキビジュース「TUBO」を試す。私は calamansi 味を頼んだ。甘さと酸味のバランスが絶妙で、暑い中にぴったりの一杯。娘も大満足。その後、2時間ほどマーケット内をぶらぶらしながら、見たことのない果物や野菜、色とりどりの出店に目を輝かせた。

次はフォレストキャンプ。ここでは、普段使っているモリンガパウダーを500gほどゲット。フィリピンではモリンガがあちこちに生えているけれど、パウダーになるとなかなか手に入らない貴重な体験。
最後に、校長先生夫妻が経営するカカオ農場にも案内してもらい、カカオにまつわる話やその活動の意義をじっくり聞く。これについては、また別の記事でまとめたいくらい、印象深かった。

帰宅後と夕食 – 親子だけの温かいひととき

外出先からの帰宅は3時頃。娘は「プールに入りたい!」と元気に叫ぶ。最近はほぼ毎日プールに入り、顔をつけて泳げるようになっている。娘が泳ぐ姿を見るたび、これまでの努力が実を結んだと感じ、心がほっこりする。
その後、夕食は日本から持参したレトルトカレーとご飯。シンプルだけど、家庭の温かさが感じられる味。ふたりだけの静かな時間。

楽しい週末だった。学校で仲良くしている親子やインター生ともすぐに打ち解け、娘もたくさんの新しい体験を通して少しずつ成長。帰宅後、静かな夕方を過ごしながら、ただ観光を詰め込むのではなく、温かい出会いや学び、そして家族で分かち合う時間の大切さを改めて感じた。

日曜日の夜、少し疲れた体と心を休めようと1階に降りると、校長先生のご主人とその子どもたちが、娘と一緒にお絵描きをして大盛り上がりしている。まるで友人宅に遊びに来たような、柔らかい人肌の温もりが感じられ、心がしっとりと温まった。

この週末の旅は、初めての海体験、マーケット散策、リゾートディナーといった新しい体験を通して、家族の絆や温かい出会いを実感できる、大切な思い出となった。

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