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024 休校措置中、子どもが勉強しないと悩んでいる親御さんへ

次女の受験と受検についてまとめた前々回と前回「023 幸運が重なった第二志望」。

これまで次女のことを書くことが多かったのですが、我が家は3姉妹。小6の次女の他に、中3の長女と小学2年の末っ子がいます。

末っ子のことはあまり触れていませんが、彼女も昨年から次女と同じ塾に通い始めました。

特に勉強が出来るわけでもなかったので、と言うのも、習得するのに人の倍時間がかかるし、勉強においては集中力が続かないタイプ。そんな子が早々に塾だなんて微塵も考えていませんでしたが、面白そうな体験授業があり、参加したいと言うので、ただただ体験するだけのつもりで行ったら、本人が通いたい、と言うので、通い始めました。

「学校は分からなくても教えてくれないけど、塾はわかるまで丁寧に教えてくれる!」

と言うのが通塾を希望する理由でした。
末っ子ということもあり、きちんと自分に向き合ってくれることが嬉しかったようです。それとともに、親として反省。

勉強したい子にさせない理由もなかったので、通うことにしたのですが、初めは友達が出来ず、行く度に寂しい、緊張すると言いながらも、勉強が楽しい!と言って通い続けるので、通わせてよかったな、楽しんでいるんだなと思いました。

コロナウイルスが原因で休校になっている今、一人親のお子さんは他の家庭のお子さんとの学力格差が心配、という記事を見ました。

次女も末っ子も塾から宿題が出ていますが、どんどん進めなければならず、いつの間にか授業で習っていない内容をやらなければならなくなってきました。
そうすると次女ですら、苦手な科目は「どういうこと?」と聞いて来る箇所が出てきました。もちろん末っ子に関しては、習っていない単元は、横について様子を見てあげいないといけない感じです。

確かに子供だけで勉強をして過ごすとなると、スマホやゲームなど誘惑も多い中、集中して学力を身につけるレベルの勉強は難しいだろうなと思います。

でも、勉強って問題を解くことだけではないと思います。

お留守番をすることで、親が何時に出掛けて、何時に帰ってくるのか、自分は一日ぼーっとして過ごしたのに、慌てて帰って来た途端に、家のことをする姿などを見て、感じること、学ぶことは沢山あると思います。

一人で過ごすことに寂しい思いをする時間もあるしょう。用意してくれたお昼に、大好きな物があればとても嬉しいと感じるでしょう。

心を養う、とでも言いましょうか。これから生きていく上で、そういうことって、とても大事なことだと思います。体験は人を作ります。将来大きくなった時に、子どもに寂しい思いをさせないようにしようとか、お父さんやお母さんのように、家族のために一生懸命働こうとか、お母さんが楽になるように、洗濯物をたたんでおこうとか、子どもも色々感じます。

でもやはり、親がいなくても勉強はして欲しい。そう思われる場合にオススメなのが、予め勉強の予定を立てること。

私も、日中仕事で出掛けてしまうことが多いので、小2の娘には、1週間毎に、いつどの宿題をやるか、自分で考えてカレンダーに書くように言っています。
書く時に、宿題だけではなく、いつが習い事で、いつ出掛ける日なのかなど、一週間の予定も伝えます。

この日はこの予定があるから、宿題は少なめの方がいいんじゃないかとか、アドバイスはします。でも、決定するのは、本人です。

朝起きて、一日の宿題の予定を確認し、一日のうち、いつやるのがいいか自分で考えさせます。
そして、その日の予定の宿題が終われば、我が家では、夜8時半までは、YouTubeでもゲームでもやりたい放題です。

大人もそうですが、作業を見える化するのです。
イメージだけで動こうとすると、作業時間を少なく見積もってしまった時、作業が終わらず、そのことがストレスで嫌になって溜まっていく一方です。
宿題や勉強って、その最たる物だと思います。

だったら、今日のやることがわかっていれば、それも、人にやらされているのではなく、自分で決めたことなので、取り組みやすいと思います。しかも、それさえこなせば、遊びたい放題なんですから、ゲーム感覚に近いと思います。

最初は、上手に分配できず、ものすごく時間がかかったり、あっという間に終わってしまったりする日も出てくると思います。でも、そういう失敗をしながら、段々と上手にバランス良く計画が立てられるようになります。

そして最後、帰宅したら出来るだけ、頑張った成果を見てあげてください。子どもが寝た後でもいいです。出来ている、出来ていないにかかわらず、「頑張っているね」と褒めてあげてください。出来ていないなと思うところがあれば、「すこし、疲れが出ちゃった時だったのかな? そういうときは、おやつタイムにしたりするといいよ」とか「わからないところがあれば、一緒にやってみようか」と声かけすると、子どもは親に大事にされていると感じます。この感情が、大人へと成長する過程で、最もと言って良いくらい、子どもの心に大事な感情です。愛されて育ったという体験があれば、途中いくら道を外しても、必ず戻って来てくれます。

お子さんがこの休校中、勉強をしないとお悩みの方は、ぜひお子さん自身で勉強の予定を立てさせてみてください。
本人の達成感が、今後のやる気につながるはずです。

「一芸に秀でる子」をモットーに、部活のために中2から私立に転校して寮生活を送っている中3、受験勉強を自ら希望し、読書力だけで乗り切ろうとする小6、彼氏アリのおしゃまな小2の三姉妹を育てる母です。普段は、書籍などのデザイン・編集・雑用をこなす、獅子座のAB型です。