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Photo by
mamimujina
強迫観念のふるさと。一念発起はアナーキーな危険思想。
懇意にしている病院の先生にいわれた。
「一念発起はあまりよくありませんよ」
そのときは、へぇーそうなんだ、以後気をつけますみたいに適当にお茶を濁した。いえに帰ってから検索してみた。なにもヒットしない。一念発起がよくないとはサイバー空間には書いていないようだ。なぜだめなのか自分なりに考えてみた。
オーバーワークになってしまう
一念発起することによって過剰に一定のことにエネルギーを注いでしまう。細かいことにこだわり、休む時間が減ってしまう。これは医学的な根拠はないし、あくまでも個人的な経験に基づいたはなしだ。わたしは転職直後に資格の勉強を同時並行ですすめて疲弊してしまうことがよくあった。本来であれば、運動や睡眠に割くべき時間を勉強時間にあてていたのだ。それでは心身ともに疲れ切ってしまう。試験の過剰な緊張感もにんげんの本性にとってはよくないかも知れない。
視野狭窄に陥ってしまう
一念発起は傍からみれば、頑張っているという面もある。しかし、ある特定のことしか見えていないという意味で視野が狭くなっているともいえる。自分はこれを「しなければならない」、これをするのが自分の「義務だ」、自分はこれを達成「しなければならない」。こうやってかくだけでも義務感からの行動だとわかる。自然な人間の考え方から逸脱しているともいえる。
結語
先生がなぜ、一念発起はよくないとおっしゃったのか。その意味をかみしめ、川のように雲のように流れにみを任せて生活するのもわるくないなとおもった。
以上