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言語を「楽しく」子供と学ぶ方法

子供に言語を学んでほしいけれど、子供がなかなかやる気を出してくれないってことありませんか?

3歳と6歳の子供と海外に住んでいる私にとって、子供たちの日本語習得は
とても重要です。日本人として、しっかりとした日本語が話せる大人に育ってほしいからです。

ところが学校に行きだすと、お友達と話す英語が強くなってくるので、ここからが、親のがんばりどころ。でも、うちの子供たちは、私と一緒だと、真面目に日本語を学ぼうとはなかなかしてくれません。

日本語教育って難しい~と感じていた時、ある先生から「すばなし(素話)」というアプローチを教えてもらいました。

「素話」とは
絵本や紙芝居など一切の小道具を使わずに話す素朴なお話のこと。 保育の現場では、語り手が独自の声と言葉で子ども達に語り聞かせることを指す。

保育士が覚えておきたい「素話」のイロハ

この『すばなし』のおかげで、子供たちは、勉強と思わずに、私と一緒に日本語を学ぶことができるようになりました。これは、日本語の勉強に関わらず、子供とのコミュニケーションをさらに豊かにするのに役立っていると感じます。

今回は、このすばなしをどう実践しているかをご紹介します。子供とのより充実した時間を過ごすために、ぜひ日々の生活に取り入れてみてください。

子供と二人っきりの時間に

まずは、子供と二人だけの時間ができるタイミングを見つけます。

私の場合は、子供と一緒に歩いて幼稚園に行く道すがらの10分を、すばなしの時間にしようと決めました。

子供に身近なストーリーを

『すばなし』のストーリー、何にしよう~、と悩む人もいるかもしれません。子供の普段の生活、絵本で読んだ内容を少しだけアレンジしてお話すればいいのです。

私の場合は、「今日は、けん(子供の名前)君が学校に行ったら、ゾウさんがいました。ゾウさんが、おなかがすいたからリンゴを1つちょうだいといいました。けん君は、りんごをあげました。」

今現在、アフリカに住んでいて、フルーツを食べたり動物を見る機会が日本にいたときよりも多いので、ストーリーには動物やフルーツを入れ込んでいます。

子供が好きなものやスポーツなどをストーリーにいれこむだけど、子供のストーリーにひきこまれやすくなります。

子供はクイズが大好き

大人もそうですが、後から質問されるとわかると、よりしっかりと人の話を聞くものです。

ストーリの後には「じゃあ、クイズね」と、簡単なクイズを3つ出します。

「けん君が学校にいたら動物がいたね。なにがいた?」
「ぞうさんは、何が食べたいといっていた?」

こんな風にクイズを出していくと、大人がびっくりするくらい
子供はしっかりとはなしを聞いていたことがわかります。

そして、クイズで正解した時は、おおげさなくらいに「大正解!!」と祝います。

こんなことをしていると、あっというまに幼稚園に到着です。

まとめ

子供と二人っきりの時間の『すばなし』、とってもおススメです。

子供は、勉強させられているというような意識をせずに、楽しく
日本語の単語を覚えることができているという実感があります。

また、私が即興でストーリーを仕立てるので、子供が好きなことを考えたり、わかりやすい構成にしたりと、自分の頭の体操にもなっています。

ぜひ、試してみてくださいね。


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