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アメリカの長~い夏休みの過ごし方

日本でも夏休みが終わり、今週から新学期が始まる学校が多いようですね。

こちらアメリカの夏休みは、6月上旬から8月下旬までと、3か月近くもあるんです。こんなに長いアメリカの夏休み。夏休みの間、子供たちはどうやって過ごしているんでしょう。

アメリカには「サマーキャンプ」と呼ばれる、夏休みの特別教室のようなものがあります。「キャンプ」というとテントをはる野外キャンプをイメージするかもしれませんが、このサマーキャンプは、地域の団体が子供向けに主催する学校のことなんです。

泊まりがけのキャンプもあれば、日帰りの、日本の学童のようなキャンプもあります。このサマーキャンプ、いろんな種類があって、サッカーやアート、体操など、子供たちが興味を持つプログラムを1週間単位で選べます。

びっくりするのは、このサマーキャンプの登録が1月に始まるのですが、すぐに定員に達してしまうということ。親たちは、夏のサマーキャンプの枠を確保するために、半年前から準備に余念がありません。

たくさんの子どもたちが参加するサマーキャンプは、楽しい体験をしながら学べる場所として人気ですが、課題もあります。サマーキャンプは費用が高めで、経済的に厳しい家庭の子どもたちは参加できないことも多いんです。このため、夏休み期間にサマーキャンプに参加できる子供とできない子供の間で学びに差が生まれ、教育格差が広がると心配する声もあります。

アメリカの夏休みといえば、もう一つの定番は家族で楽しむロードトリップです。

共働きの家庭でも、この時期には1~2週間の休暇を取って、広いアメリカを車でまわりながら国立公園や観光地を訪れ、家族団らんの時間を楽しむアメリカ人が多いんです。なんだか、すごくアメリカっぽいですよね!

アメリカに住む日本人の子供たちも、こういうアメリカらしい夏休みを過ごすの?と聞かれることがあります。実は日本人の子供たちは、長い夏休みを利用して、日本に一時帰国する子どもが多いんです。

特にアメリカでの生活が長い子供たちにとって、この夏休み中の帰国は日本の文化を肌で感じる貴重なチャンス。アメリカの学期が終わると、真っ先に日本に戻って、地元の幼稚園や小学校に通う子供たちがたくさんいます。アメリカにいても、日本の文化や言葉を子供にしっかりと身につけさせたいと考える日本人の親が多いことを象徴しているなって感じます。

おわりに

アメリカの夏休みは3か月近くもありますが、日本の読書感想文や自由研究のような宿題はほとんどないんです。だから、子どもたちは本当に自由でのびのびと過ごしているように見えます。学校が3か月も休みというのは個人的にはちょっと長すぎるように感じますが、子供たちはこの期間に普段できない旅行や新しい挑戦をしています。こうした、たっぷりとした自由な時間が、アメリカの子どもたちの独立心や自立心を自然と育んでいるのかなとこちらの子供たちを見ていて感じます。

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