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マレーシア一人旅◆ランカウイ~マラッカ~KL

2024年9月のマレーシア一人旅。最初の目的地ランカウイ島については、前回と前々回の記事で触れたので、今回はその続きとしてマラッカとクアラルンプールについて書きたいと思います。

マラッカのプラナカン建築ホテルに滞在

当初の予定ではマラッカに2泊、クアラルンプール(以下KL)に2泊する予定でした。マラッカにはまだ行ったことがなかったので、マラッカにもKLにも詳しい友人に話を聞いたところ、マラッカ旧市街はこじんまりしているので一日あれば十分だからマラッカを1泊にして、KLを3泊にした方がよいとアドバイスをもらい、その通りにしました。

夜のマラッカ

都市部やお買い物、おしゃれスポットが好きな人なら、マラッカ1泊、KL3泊の方が楽しめるかもしれませんが、私はどちらかというと一人旅ではこじんまりした落ち着いた場所でのんびりしたいタイプ。

マラッカはそんな私にぴったりの魅力的な街だったので、マラッカ2泊、KL2泊の方が良かったなというのが正直な感想です。好みも価値観も人それぞれなので、ガイドブックやアドバイスを鵜呑みにせず、自分で決めることも大事にしようと改めて思いました。

マラッカで滞在したのは、アアヴァという三ツ星ホテル。プラナカン建築の建物を活かしたこじんまりしたホテルで、調度品などインテリアや古い建築物、中国の文化がお好きな方は楽しめると思います。

ホテルの入り口

プラナカン建築の建物は日本の長屋のような感じで、間口が狭く奥行きがある細長い建物で窓が少ないのですが、うまく光を取り入れたり、明るい色や小物使い、植物などの工夫により、閉塞感があまり感じられず居心地の良い空間になっていました。

ホテルのレストラン

私はマジョリカタイルも大好きなので、ホテル内でも外でも、床や壁の一部に使われているタイルを鑑賞するのも楽しめました。

マジョリカタイル大好き💕

マラッカに到着した日は土曜日で、旧市街では週末のナイトマーケットが開催されていて、通りには出店が立ち並び、お祭りのような賑やかさでそれはそれで楽しかったですが、翌朝には夜の賑わいが幻だったかのように静まり返っていて、また別の魅力に溢れていました。

朝のマラッカ旧市街

ホテルのすぐ裏にはマラッカ川が流れていて、朝も夜も散策するには絶好の場所。ホテルの宿泊料金には朝食代も含まれていたのですが、私はすぐ近くの店で早茶(朝の飲茶)を楽しみたかったので、ホテルの朝食はスキップして散策がてら朝ごはんを食べに出かけました。

向かった先は、美味しい点心が食べられることで有名な榮茂茶室。お店の人もお客さんも中華系の人ばかりで中国語が飛び交っていて、マレーシアではなく中国にいるような気になりました。

とても素朴なお店だったことのあり、30年近く前に中国に留学していた頃の、ひと昔前の中国にタイムトリップした気分でした。

榮茂茶室での朝ごはん
どれも美味しかった!

席に着いたらまず好きなお茶を注文します。料理の注文は中国語が分からなくても大丈夫。お店の人が蒸したての点心をいくつもお盆に乗せて持ってきてくれるので、欲しいものがあれば指差しで注文できます。

お値段は忘れてしまいましたが、とてもリーズナブルだったことは確か。2019年に本場、中国の広州で食べた飲茶より安かった。いつかまたマラッカに行った時には絶対立ち寄りたいお店です。

マラッカで滞在したホテルやお店の様子は以下でも紹介していますので、よろしければご覧ください。

クアラルンプールは一人旅初心者にも過ごしやすい都市

KLでの1,2泊目はコンコルドホテルのラウンジ付きの部屋を予約。わざわざ料金の高いラウンジ付きの部屋にした理由は、お酒やおつまみが無料のカクテルタイムを楽しみたかったから。

ところが、日曜、祭日はカクテルタイムを開催していないとのこと!私が泊まったのはちょうど日曜と祭日だったので、二日ともカクテルタイムがないというのです。

事前に確認しなかった私も悪いけど、本当にガッカリでした。だったらラウンジ付きじゃないプランで良かったのにと思いましたか、その代わりなのかスイートルームの部屋にアップグレードしてくれました。

コンコルドのテラス付きスイート

ウェルカムフルーツあり、テラスルームあり、部屋もバスルームも広々で、朝食のレストランもスイート客専用。

カクテルタイムが楽しめなかったのは残念でしたが、これはこれで良い思い出。

素敵なホテルだったけれど、プールでは苦い思い出も。

何も考えずにプールに入ったら頭までつかって溺れそうに。今まで滞在してきたホテルのプールは大体プールの中で歩けるくらいの深さだったので油断していました。コンコルドのプールの中心部は、水深150センチ以上でした!

ホテルのプールで泳ぐのもくつろぐのも好きだけど、水泳が得意なわけではない私には、このホテルのリピートはもうないかな。

ブルーモスク

KLではブルーモスクへ行ったり、はとバスみたいな観光バスに乗ったり、電車でもあちこち行きました。

KLは交通網も店もホテルも充実しているので、海外一人旅にまだ慣れていなくて不安な方には旅行しやすい都市だと思います。

KLで私が好きな場所は、クアラルンプールという地名の由来にもなっているという川の合流地点付近。

散策するのにぴったりのフォトスポットで、自然や建物の美しさも感じることができます。セントラルマーケットも近いのでお土産を買うついでに散策を楽しみました。

一人旅には立地の良いホテルがやっぱり便利

3泊目は違うホテルにも泊まってみたくてロイヤルチュランというホテルに移動。少し古さは感じられましたが、一応五つ星のホテルです。

なぜこのホテルを選んだのかというと、マレーシア式の建築様式の建物や部屋の温かみのあるインテリアが好みだったから。

3泊目はロイヤルチュラン

パビリオンという大型のショッピングモールや地下鉄の駅から徒歩数分という立地も抜群で、とても便利でした。

パビリオンは高級ブランド店が集まっていますが、私は高級店では全く買い物せず(笑)、カフェやフードコートを便利に利用しました。

フードコートはとても広くて、たくさんの飲食店があり、どれを食べるか迷うほどでした。フードコートは一人旅でも気楽に立ち寄れるのがいいですね。

パビリオンのスーパーはお土産を買うのにもおすすめ。私はスパイス類やBOHの紅茶などを買いました。

クアラルンプール国際空港はラウンジ天国

いよいよ帰国。クアラルンプール国際空港には、出国手続き前のランドサイドにプライオリティパスで利用できるラウンジが数カ所あるようです。私は今回、空港に隣接するサマサマホテルのラウンジを利用しました。

空港ラウンジでの飲食サービスはビュッフェスタイルのセルフサービスが多いですが、ここはオーダー式。ホテルの方が席まで注文を取りに来て、出来立てを届けてくれました。

食べ放題ではなく、オーダーは二品までと制限があるものの、ラウンジでそんなに沢山食べたいわけではないので、これで十分!

ラウンジのオーダー式料理二品

いくつかのメニューに中から、私はフィッシュアンドチップスともう一品(名前は忘れましたが、パンの上にシーフードやチーズ、野菜がのっているもの)を選んだのですが、どちらも美味しくてボリューム満点で大満足。ホテルの静かで優雅なラウンジで、作り立てのお料理をいただけるって、ありがたいですね。

出国手続き前だったのでアルコールは控えて炭酸水とコーヒーをいただきましたが、アルコールもありました(ビールは無料のようでした)。

出国手続き後は、プラザプレミアムラウンジへ。まだ大してお腹は空いていなかったけれど、友人からここのカレーラクサが美味しいと聞いていたので食べてみました。

カレーラクサ
海老🦐好きの私にはたまらない美味しさ

確かに美味しかった!カレーラクサはオーダー式で調理してもらえます。

来月も乗り継ぎでKLに立ち寄る予定があるので、次回は別のラウンジも利用してみる予定。新しい発見や情報があったらまたこちらで紹介させていただきますね。

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