"Take Out"と書いてある看板を見て、紙袋ばかり選んでいたかつての自分を思い出した
20年前以上、初めてアメリカに渡った21歳の時の忘れもしない、恥ずかしい思い出。
マックかどこかのファストフード店で買い物をして、レジでお金を払っていた時、
"For here? or To go?"
とか聞かれて意味わからず。。
「店内でお召し上がりですか? それともお持ち帰りですか?」
という意味なのだが、この後半部分の"To go?"が聞き取れず、そもそも"To go"なんてフレーズが頭の中になかった私には想像すらできない言葉で。
いつも店内で食ってたかも。。
いや、それは冗談で、「持って帰る」みたいな言葉をなんとか英語で作って答えてたかな。なんて伝えてたかは忘れたけど。Hereじゃない方、とか言ってたかも。。
もう一つ恥ずかしい話。
スーパーに行って買い物をした時、レジにて、
"Paper? or Plastic?"
と言われ、"Paper"は聞き取れたんだけど、"Plastic"が聞き取れず。
これ、「紙袋にするかビニール袋にするか」という意味なんだけど、ビニール袋がPlastic、つまり日本語発音で言う「プラスチック」と表現されることなど微塵も頭にない私としては、いつも買い物を紙袋に入れて、持ちづらそうにしてアメリカ人ばりに抱えて当時の大学の寮まで持って帰ってたっけ。これはホントの話ね。
日本人の私としては、せめて「ビニールバッグ」ぐらいの呼び名にしてくれよと思った記憶がありますが、今となってはPlastic bagで違和感はないですね。
つまり、どんなに英語が聞き取れても、そもそも全く頭の中にない言葉を発せられた時にはその音が正しく聞こえてたとしても理解できないわけで。。
今は海外留学が非常に難しい時期ではありますが、世の中が再び正常に戻った時には、日本の若者たちには是非とも海外に羽ばたいて行ってもらって私のようにがっつり恥をかきながら、記憶に残る学習をしていただければと。
余談で、
これはやや脱線気味の話だが、チョコレートバー、つまりは日本でいうところの板チョコを、アメリカ人は「キャンディー」"candy"と言っていて、「おいそれはちょっと待ってよ。キャンディーは飴玉だろうよ。」と激論になり、結果敗れた思い出がある。。敗れたと言うか、単にアメリカ人はなんでもキャンディーって言っちゃうんだよねというだけの話だが。
この激論したくなるという気持ちこそが語学習得魂に火を付けるので、是非とも海外留学した際には、色々なところに出向き、色々な恥をかき、魂に火をつけられ、人に迷惑かけない程度に暴れちゃってください。