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8.This is breakin' !! パリオリンピック新種目ブレイキンの魅力

こんにちは、山本です。

先週パリオリンピックが閉幕しました。

今回も数多くの日本人選手が各競技で活躍し、我々に多くの感動と勇気を与えてくださいましたが、みなさんはどんな種目をご覧になられたでしょうか?

さて、今回私が見たのが今大会から新種目となった「ブレイキン」です。

かくいう私が大学からブレイキンをはじめ、よく見るからというのがシンプルに理由なのですが、今回はその魅力について解説したいと思います。

1.自分を表現する

”ブレイキン”の魅力に限らず、これは様々なスポーツにいえることかもしれませんが、特にこの”ブレイキン”は自己表現がまさに魅力といえます!

ブレイキンは様々な要素から構成されるダンスジャンルの一種ですが、その人個人の特性が如術に出るのが特徴です。

※「ブレイキン」について知りたい方は下記をぜひご覧ください♪

性別、体格、筋力等々人による様々な違いがありますが、そういったものをすべて”オリジナリティ”として武器にできるのが魅力です。
一つわかりやすい例として下記動画をみて見てください!

ご覧になりましたか?
そうなのです。ブレイキンは身体的な障害さえも超越するダンスなのです!!
五体満足だから恵まれている、逆にハンディキャップがあるから可哀そうといった観点ではなく、全員がフラットに対等なところから、それぞれの身体的な特徴さえも武器にしてしまうそんな最高の文化があるのです!

2.尊敬と賞賛

私が思うブレイキン最大の魅力はこれに尽きるなと思います。

昨今は情報化社会になり、人とのつながりが薄くなっているなどといわれているような世の中だと聞きます。
先ほどの自己表現という観点から自己主張や個性が大事ともいわれる中で、私自身も含めどこか人を認め合うというよりどこか自分本位な思考になってしまっている人も多いのではないかと感じます。

そんな中でこのブレイキンの文化は素晴らしいものだと感じています。
その一例として直近わかりやすかったのが、下記動画にあるパリ五輪での一幕でした。

日本代表として出場した”HIRO10”こと大能寛飛選手の試合において、敗戦した大能選手に会場から大きな拍手、そしてジャッジ(審査員)にブーイングが寄せられたシーンがありました。

結果は負けでも、その一本一瞬の価値をしっかり認める。
本人も潔く負けを認める。
だからこそ、敗者もリスペクトされる。
そんな人間的な美学が現れた瞬間でした。

加えて、涙するHIRO10選手の姿から、それだけの努力や想いがあったのだろうということが画面越しながら伝わってきたのもまた感動的でした。

ブレイキンと生き方

皆さんは、自分という人間を本当に理解し、最大限表現できていますか?

自分を認め、人を認め、尊敬し合う関係性を誰かと築けているでしょうか?

涙を流せるほどの想いと努力で打ち込んでいるものはあるでしょうか?

そんな問いかけをしてくれるブレイキンの魅力とともに、ブレイキンに限らず様々なことに共通して、人間社会を生きていくうえで大切な事な気がします。

何事にもこうした想いや文化を大事にする人が世の中に増えたらいいですよね!

Lets' breakin' !!


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