カモメ舞う『ソラ』で

どうやら これから 雨になるらしい。

降りだす前に この海を見詰めている。

晴れやかな『ソラ』ではないけど 想い人にも もちろん 送り届けた。

今日の『ソラ』は どこか 始まりを纏っている。

それは あたすの弟である『逢坂志紀』くんの 新作の１話を読んでいるからだろう。

まだ 冷たい風を浴びながら 煙草に火を点けて 読み進めてみる。

MACOさんという歌手の曲を 脳内に 流し込みながら。

悴みそうになる 両手に 息を吹き掛けた。

出会いは いつも 唐突でしかない。

流してしまえば それまで。

私は これからの出会いを 必然にして その中から 吸収したモノ達を 残していく 生き方にすることを 誓った。

それは 他の誰でもない自分自身に。

幸せになりたい。

それだけじゃ 物足りない 自分に 呆れて 乾いた笑いを 心の中で 浮かべている。

世界を包み込み上げる。

果たせるか 果たせないかではない。

その魂だけは 失わないで 進んでいたいだけ。

弟を含め『あたす』には たくさんの繋がりがある。

その事を ただ 誇りに思う。

誰かのnoteに 書いた。

『人は『１人』ではあるけれど『独り』ではない』と。

想い人から 歩き煙草を注意されたことを 思い出しながら そんなことを また 思い出した。

今日の『ソラ』は そんな『ソラ』だった。