あすかオンライン①
2021/6/27(日)と昨日7/3(土)の2日間、とあるビジネススクールのイベント、『あすかオンライン』でたくさんのことを学びました。
学んだことを忘れないように書き記しておこうと思います。
とりあえず、6/27の方からですが、
『武器としてのプログラミング』(一部略)
『現場からのボトムアップのDXを進めるには』(一部略)
という、2つの講義を受けました。どちらの講義も今自分が社内外で取り組んでいこうと私が考えていることに完全一致する内容でした。学びが多かったのでまずはこの二つから振り返ろうと思います。
『武器としてのプログラミング』
セッションの内容としてはプログラミングには興味があるが、何をしたらよいのかわからない。という方向けに、プログラミングを学ぶメリットや学習方法の紹介、具体的な活用方法について触れられていました。様々な学びがありましたが、その中での印象に残ったものを抜粋してみました。
●DXの壁
既存システムのブラックボックスを解消しつつ、データ活用ができない場合、
(1)データを活用できず、DXを実現できないため、市場の変化に対応して、ビジネス・モデルを柔軟・迅速に変更することが出来ず、デジタル競争の敗者となる
(2)システムの維持管理費が高額化し、IT予算の9割以上のコストを掛けなければならない(技術的負債)
(3)保守運用の担い手不足で、サイバーセキュリティ―や事故・災害によるシステムトラブルやデータ滅失等のリスクが高まる
等のホラーストーリになるようです。
特に、2025年になると、基幹系システムが6割と大半を占め、IT人材の不足や古いプログラミング言語を知る人材の供給不可となり、システム全体の見直しが必要なことから2025年の崖と言われています。
ある程度社内にシステム系に強い人材を置き、このような問題に事前に備えないと大変なことになるという危機意識を感じました。やはり、プログラミングを学ぶということは大切ですね。
●プログラミングはアイデアを具現化するための一つのツールになる
とある課題があるとして、それを解決するステップとして
①分析(サイエンス)⇒②発想(アート)⇒③試作(デザイン)⇒④検証(エンジニアリング) と、4つのステップがあるが、ビジネススクールで学んだことをアウトプットできるのは①の問題分析により事実を整理するステップから~②の事実をもとに創造的に飛躍させて発想するステップまでだそうです。つまり抽象論止まり。
③の発想から考えがひらめいたら形にしていく『試作』のステップから試作を作り市場に評価されるか検証する『検証』のステップは圧倒的に弱い。これを解消してくれるのがプログラミング。
『ビジネススクールの学び』×『プログラミング』によってアイデア具現化の壁を突破できるようになるとのことです。
●Google検索のコツ
普段我々がお世話になっているGoogle検索。"〇〇とは"等の検索をよくしますが、他にも一部ですが下のような検索方法があり、検索のスキルを上げれば業務のスピードが劇的に向上するようです。知らなかったこともたくさんあり、明日から使える検索方法が山のようにありました。
"完全一致検索"・・・知りたい情報をピンポイントで検索したい
"NOT検索・・・ ある情報を除外したい
"filetype検索"・・・ ファイルの種類を指定
他にも、以下のリンクにあるように、いろいろあるみたいなのでスキルアップしていきたいものです。
●ノーコードでWebサイトを作る
個人的に一番の学びだったのが、STUDIOによるノーコードでのWebサイトの作成。HTML/CSS不要でWebサイト公開できるというものです。今の自分にドはまりでした。
実際にSTUDIOでWebサイトを作成してみたのですが、無料でここまでできるの?とビックリするくらいのクオリティーのものが作成でき、少し慣れは必要なものの、You tubeなどでWebの作成方法などの詳しい解説もあり、なにより勉強にもなり楽しい。継続して勉強していきたいと思いました。
『現場からのボトムアップのDXを進めるには』
先ほどのセッションではプログラミングの要素が強かったのですが、今回はまた別で、DX(デジタルトランスフォーメーション)のお話でした。ブレイクアウトセッションなどでグループに分かれ皆と議論する形式が主だったのですがそこで学んだことを記録します
●成果が出しやすいのは守りのDX
DXには大きく分けて"攻めのDX"と"守りのDX"があり圧倒的に成果が出しやすいのは"守りのDX"とのこと、DXは予算化がしにくく攻めの投資金額の見積もりが困難なことも一つの原因としてあるようです。
●DXの鍵はアーリーアダプター
社内でDXを推進していく場合、既得権益などによる変革の障壁が多く、なかなか進まない場合が多いとのこと。ただ、そのような環境にでも必ず何人かいるのが、社内にはDX推進賛成派のアーリーアダプター(デジタルの価値を分かっている人)がいるようです。いかにそのアーリーアダプターを味方につけ、焚火のようにまわりから小さな火を起こしていくかがカギのようです。
以上、二つの講義について簡単に学んだことを取り上げましたが、個人的に一番大事と思ったことは、いろいろなデジタルツールに触れて出来ることの裾野を広げることがこれからの時代を乗り越えていくのに非常に大切になるということです。
考えるだけでなく、実際に行動に起こすための、変幻自在の武器としてプログラミングを学び続けていきたいですね。