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ロードバイク初心者がまず変えるべきパーツ
どうも、しがないショップ店員です。普段は、中古自転車屋でメカニックとかしてる。本記事ではショップ店員の端くれとして様々なお客様や仲間などの意見などをもとにロードバイクを買ったばかりの初心者が変えるべきパーツを紹介していきたいと思う。
ヘルメット
は?パーツじゃないじゃん。って声が聞こえてくるのはわかるけど、ロードバイクに限らず自転車に乗るのにヘルメットを着けないのは努力義務とは言いつつも論外。普通に死ぬ。一応、法律にも明記されてるから以下を参照してほしい。
ヘルメットを選ぶ基準は人それぞれだけど個人的には形と、JCFの公認シールと、Mips対応が一定の基準になると思う。
自転車の運転者は、乗車用ヘルメットをかぶるよう努めなければならない。
2 自転車の運転者は、他人を当該自転車に乗車させるときは、当該他人に乗車用ヘルメットをかぶらせるよう努めなければならない。
3 児童又は幼児を保護する責任のある者は、児童又は幼児が自転車を運転するときは、当該児童又は幼児に乗車用ヘルメットをかぶらせるよう努めなければならない。
形
まず形だけど、形はおおまかに分けてアジアンフィットとヨーロピアンフィットってのがある。ヨーロピアンの方が頭を上から見たときに楕円に近い。対して、アジアンは正円に近い。これはアジア人だからアジアンフィットを選べばいいってわけでもない。結構個人差がある。アジア人でもヨーロピアンフィットのヘルメットの方が合う人もいるし、逆も然り。ただ、それぞれのヘルメットにもかなり個性があるからAmazonで即ポチせず、ショップに行って試着を必ずして、納得したものをショップなり、Amazonで買ってほしい。
JCFのシール
JCF(自転車競技連盟)の公認シールは細かいことは省くけどJISとかその他試験を合格したヘルメットにだけ貼られるシール。まぁつまり、そこら辺の新興メーカーが適当に作ったヘルメットをふるい落とすための基準と言っていいだろう。詳しいことは下記のサイトを参照してほしい。
Mips
Mips 最後にMips。Mipsはヘルメットの外側の骨組みと、頭に触れてる部分が別々に動いてくれる機構のこと。これによって脳への衝撃を分散して軽減させることが出来る。ただ、比較的高価になりがち。
以下はSMITHのサイトの引用
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ブレーキ
ブレーキを侮るなかれ。ヘルメットと同様、ブレーキなどの保安装置はいいものをつけておいて困ることはない。
リムブレーキ
まず自分のブレーキキャリパーがシングルピボットなのかダブルピボットなのか確認してほしい。シングルピボット、ダブルピボットってのはアームの支点(回転軸)が1つなのか2つなのかっていう話。簡単に言うと、ダブルピボットブレーキの方が調整が楽。あと、ブレーキの減り方も左右均等になりやすい。話すと長いから詳しいことが知りたい人は各自で調べてほしい。
次はスタビライザーの話。スタビライザーっていうのは筆者が勝手にそう呼んでいるだけで公式がどう読んでいるかは知らん。スタビライザーはブレーキキャリパーがリム面を挟み込むときに生じる、外側に開こうとする力を抑制するもの。簡単に言うと、力が逃げないからブレーキが強くなる。ただ、ULTEGRAのBR-R8000以上のモデルじゃないとついていない。それ以下のブレーキが付いている人は変えてみてもいいかもしれない。ちなみに
ただ必ずSHIMANOの互換表を参照して自分のブレーキレバーなどと互換があることを確認してほしい。
ディスクブレーキ
ディスクブレーキのキャリパーの強さはグレードによってあまり違いはない(らしい)。だとしたらなんだ?重量か?105 BR-R7170とULTEGRA BR-R8170では重量差はなかった。TIAGRAとも比較したかったがTIAGRAのページには重量の記載がなかった。
https://bike.shimano.com/ja-JP/products/components/pdp.P-BR-4770-R.html
https://bike.shimano.com/ja-JP/products/components/pdp.P-BR-R7170.html
https://bike.shimano.com/ja-JP/products/components/pdp.P-BR-R8170.html
キャリパーに差がないならローターか?ローターはグレードによって見た目が結構違う。ULTEGRA以上になると放熱用のフィンが付いたりする。アイステクノロジーフリーザというらしいがこれにより、歪みや音鳴りが少なくなる。だたこれの恩恵をあやかる為には長時間のダウンヒルなどをしないとわからないと思う。別にダウンヒルをしなくてもかっこいいからというだけで付け替えたりするのも自転車趣味の醍醐味でいいと思う。
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ローターの取り付け規格にはだいたいセンターロック方式と6ボルト式があるからこちらも互換を確認してほしい。
タイヤ
そろそろホイール来るでしょって思ったそこのあなた。一回黙って読んでほしい。この記事ではホイールは紹介しない。タイヤは、個人的に一番手頃コスパ良く速く走れるようになるパーツだと考えてる。完成車についているのもピンキリではあるが、自分のタイヤを調べて片輪5000円以上するものであれば初心者のうちは十分楽しめると思う。それ以下の場合、少し高いものに変えると別の自転車に乗っていると思うくらい、乗り味が変わる。個人的な最強タイヤはVITTORIAのCORSAとCONTINENTAL GP5000 、PIRELLI PZERO RACEの三強だと思う。実際、プロのレースでもこの三つがほとんどだし、間違いはないと思う。個人的おすすめはVITTORIAのCORSA。空気圧上げても路面の突き上げを感じないし、よくモチモチって表現が使われる。実際その通りで、モチモチしてる。だけどもっさりしてる感じはないし、長距離乗っても疲れない。すごい高いものでもないから安いクロスバイクにタイヤだけ高いものをつけるのもおすすめ。
番外編
番外編になるけどホイール変えて乗り味が凄い変わった、だの速くなっただの言う人が多い。もちろんホイールは走りに大きく影響する。ただ良いホイールに変えて、タイヤはそのままという人がいるだろうか。(いやない。)やっぱりホイールを良いのに変えたらタイヤもそれなりのグレードをつけるだろう。だからホイール変えて劇的に変わったっていう人が多いのかもしれない。
まとめ
今回、ロードバイク初心者がまず変えるべきパーツということでとりあえず3つだけ紹介させてもらった。この3つはどれも命を守るためのパーツであることは間違いない。次、同じテーマで書くときは別の角度からアプローチしたい。
最後に、ここまで読んでいただいた読者の方々に深く感謝申し上げます。ご意見、感想、訂正などございましたら、コメント欄に書いていただけると幸いです。