3Dデザイナーに最適な無料でも使えるクラウド型3Dモデリングソフト「SelfCAD」の使い方のまとめ【パート3 機能の特徴】
モデリング機能の特徴
SelfCADは、Blenderなどの3DCGツールのポリゴンモデリングのように柔軟に自由に形状をつくっていけるのが特徴です。
また、スカルプトで粘土細工のように形状を編集していくこともできます。
三角または四角のポリゴンの面・エッジ・頂点を操作して形状をつくっていきます。
座標での位置やサイズを数値入力で指定する細かな変更もできます。
3Dシェイプなどのメインツールバーにあるツール群を組み合わせて効率よく直感的に編集や変形の操作ができるように設計されています。
下絵・3Dスケッチ(作業平面作成)・寸法ガイド・計測など3DCADにあるような便利な機能も融合されて使いやすくなっています。
Fusion 360 などの一般的な3DCADのようなパラメトリックなモデリング手法ではなく、製造業などの機械設計には適していません。
インタラクティブチュートリアルについて
SelfCADでは、効率よくモデリングの操作方法を習得できる機能としてマクロのようにモデリング工程を1ステップずつ録画していくことができ、マクロ録画されたものはインタラクティブチュートリアルとして公開もできるのも大きな特徴です。
操作動画やテキストや書籍だと実際の操作感がつかめにくいですが
このインタラクティブチュートリアルを使うと操作の仕方やツールの使い方を実際の操作で体験できるので効率よく理解がしやすいです。
2021年7月現在、オープンな110個を超えるモデリング作成例のチュートリアルが公開されていて徐々に増えています。自分で作成したものはマイライブラリから公開することも可能です。
インタラクティブチュートリアル集
https://www.selfcad.com/tutorials
各ツールの使い方
メインツールの各ツール群の使い方についてはこちらのチュートリアルで学習することができます。
ホット機能
https://www.selfcad.com/3D-modeling-features
公式ユーザマニュアルドキュメント(英語)
https://www.selfcad.com/manual/category/pc-requirements/content/pc-requirements
その他
マテリアル(テクスチャ)やHDRI背景を使ったレイトレーシングな高度なレンダリングもできますし、3D印刷のスライサー機能も搭載していたり、動きのあるアニメーションも作成できたり、必要なものはそろっているのでSelfCADだけで作業が完結できます。
標準で対応している3Dプリンタ一覧
https://www.selfcad.com/slicer/fdm/printers.html
現在はすべて英語のみなので不便なところも多いですが、Webブラウザの翻訳機能を使ったりすれば理解しやすいと思います。
一般的なヘルプは下記のFAQにまとめられています。
公式サイトのページで右下にアイコンが表示される場合は
SelfCAD公式Facebookのメッセンジャーと直接問い合わせなどのチャットが英語で行えます。ゲストの匿名でもできます。
下記の公式ブログでもトピックが投稿されているので定期的にチェックしておくとよいです。
現在、質問や不具合などの情報交換のための公式のコミュニティフォーラムがないので下記から機能の要望や不具合内容を直接メッセージ送信する必要があります。
今後、コミュニティフォーラムができましたら積極的に参加していきたいと思います。
次回はからは役に立つノウハウのティップスを中心にまとめていきたいと思います。
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関連記事【パート2 インターフェース】
関連記事【パート4 各種設定】
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