言葉の重み
初めてnoteに書いた時に自分が双極性障害の診断を受けていることを書いた。
現在は休職をしていて、
先日の訃報を聞いた時にHi-standardのドキュメンタリー映画が発売されていたのを知った。
久しぶりにHMVに行って、1枚だけ残ってたDVDを購入する。
バンド立ち上げから活動休止中、そして震災を経ての復活から現在までを各々3人が語っていく内容だった。
詳しい内容は伏せるが、ハイスタのメンバーもその時々で精神的な疾患にかかっていたことを知った。
自殺することさえも考えてしまうほどだったという。
それをそれぞれの形で乗り越えたメンバーからは
『死ぬな』
『生きてりゃいいことある』
そんな言葉を劇中で言っていた。
今の自分に凄く響く言葉だった。
自分には妻もいて幼い娘もいる。
そんな状態で自殺することを考えること自体がおかしいのかもしれない。
でも、抑うつ状態であるときはどうしてもそんな気持ちが抑えられない時がある。
自分なんていない方がいいのではないか?
妻もまだ若くやり直せる、子供は親がこんな精神疾患を持っていて幸せになれるのか?
そんな考えてもどうしようも無いことを延々と考えてしまうのだ。
もちろん調子が安定してれば、そんなことは一切考えないのだが。
辛いと言っていいのか分からない。
自分なんかより境遇の悪い人間だっている。
周りから見れば幸せにみえるだろうに何が辛いのか?
でも、どうしようもなく辛い時があるんだ。
助けてと叫んでしまいたいくらい。
近しい人なら何か様子がおかしいと気づいてくれるかもしれない。
それでも多くの人は見た目では分からないから、むしろ元気そうに見えてしまう。
職場の人間はほとんど医療従事者であるが、そんな状況でも理解はしてもらえることは少ない。
双極性障害はいわゆる『甘え』にみえるようで、キツい叱責も数多く受けた。
たぶん復職しても生きづらさは変わらないだろう。
それでも、
『生きてりゃいい事ある』
『死ぬな』
乗り越えた人たちのこの言葉を信じて前に進んでいこう。
もし、心が疲れてしまっている、
また精神的な疾患を持っている人は1度は見て欲しい作品である。
辛い時間を抜け出す何かのヒントになるかもしれない。