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情報に振り回される子育てから抜け出せた話

上の子が生まれた11年前。
ぼんやりと、

「自分のような人生に
ならないように育てなければ」

と漠然と考えていたように思います。

そのため、
子育て本をたくさん読んで、
イイと言われる情報を集め
実践しようと頑張る。

そんなことを繰り返し行ってきました。

子育ての正解を探しと自己嫌悪の日々

情報から得たイイことは、
余裕があると実践できるのだけど、
自分がいっぱいいっぱいだったり、
疲れていると機能せず、
子供に悪影響になりそうな態度をとってしまう。

そして、思うようにいかない子供の態度。
イライラが募る状況。

後悔と反省。
自己嫌悪。
このような気持ちを日々抱えてきたな~
なんて思います。

子供が成長にするつれ、
子供との関わり方や
必要なことも変化して、
それに伴い、また新しい
「子育ての正解」探していました。

気が付けば、
たくさんの「正解」と「こうすべき」
にまみれて、いつのまにか、
見えない何かに
きつーく縛られているような感覚がありました。

親子のあるべき姿に囚われて、
子供の幸せのためにやっていたことが、
いつの間にか、
目的と手段が入れ替わり、
子供も親も楽しくない、
むしろ苦しい状態になっていました。

情報に振り回せれて苦しい状態から抜け出した

そんな私ですが、
気が付けば、
子育て情報に振り回されていた状態
から抜け出しています。

子供のあるべき姿にも囚われなくなりました。

囚われから抜け出せた要因を考えると、

子供の人生には、
失敗も後悔も全て
あっていい経験、
必要な経験なんだ、
と思えるようになったことが
大きいように思います。

そして、
あるべき姿なんてものはなく、
子供の個性を見てあげることが必要なことだ
と思えるようになったことも大きいと思います。

親として、
やったらいいと思うことや
辞めた方がいいと思うことは
伝えます。

でも、やるかやらないかは本人次第。

選択に対して
失敗や後悔で苦しんだ時に
手を差し伸べてサポートする。
これが親の役割なのかな・・・
と、今は考えています。

時には、誰かに悲しい想いをさせたり、
困らせてしまうこともあるかもしれません。

でも、その状態を後悔することは
本人の学びになり成長に繋がるとのだと思います。

親の謝罪が必要なことも出てくるし、
親としても心苦しいことも出てきます。

でも、ここが親の覚悟のように思っています。

何かを無理矢理させるのではなく、
困った時に受け止める。
そして一緒にどうするか考える。

あるべき姿に囚われて、
躍起になってやらせようとするのではなく、
子供に選択させ、
困ったらサポートする
そんなことが必要だという想いに至りました。

でも見守るってそんな簡単じゃなし、これが正解なのかもわからない


情報に振り回されて、
「させる力」を発動して、
やらせようと躍起になっていた状態
から抜け出してみて、

子育てがすごくラクになりました。
そして、以前よりも、
関係性がいいと感じます。

しかし、
失敗してもいいんだ、
後悔してもいいんだ、
それが子供たちにとって必要な人生経験なんだ
と思うのは、
口で言うほど簡単ではないと思います。

子供の人生どうなるか不安、心配、
親の私も非難されるかもしれない、
そんな想いが湧き出てくるから。

そこで必要なことが
子供を信頼すること、
そして、子供を信頼するためには、
親の自分自身の自己信頼が必要にもなってきます。


でも、実践できると
毎日の自己嫌悪もなくなり、
楽しく、そして親子共に
自己肯定感がいい状態になりました。

今まで、
失敗しない人生にするために、
後悔させないために、
先回りして、
いいことをさせなければ・・・
と思っていたのですが、

その結果、
親に縛られて、
自分の望みややりたいことがわからなくなる
なんてことが私には一番怖いことでした。

「私のような人生になってほしくない」は、
まさに、自分の望みがわからなくなり、
やりたいことに挑戦することが怖くて
満足しない現状に留まる状態。

過去の私のような思いはしてほしくないのに、
危うく同じことを繰り返すところでした。

とはいえ、まだまだ子育て道半ば。
これがどのように転ぶかは今はわかりません。

10年後、
めちゃくちゃ後悔しているかもしれません(笑)

しかし、以前のように情報通りの内容を
必死でやろうとしていた時よりも
今の状態で子供に関われている方が
子育てにおける後悔は少ないだろうな
と感じています。

とはいえ、
どのような態度も
子を想う親の愛から来ているんですよね。
親は愛情あふれる
素晴らしい存在のはず。

だから、自分(親)も子供も信頼し、愛してあげたい。
ただそれだけでいいのではないかと感じる今日この頃です。

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