「やりたいこと」は揺らぎの中から自分の良きタイミングでやってくる
先日、「王様講座」なるものに参加してきました。王様というと権威・権力を使って独裁的に支配するようなイメージがありますが、王様講座の王様は違います。自分の中にある愛と強さに気づき、尊厳を取り戻し、自分の願う世界・ありたい姿に目覚める講座です。目覚めるという言葉を使うとスピリチュアルの怪しいものをイメージしそうですが、誰もが持っている内面にある「願い」に気づく内容です。
尊厳を取り戻す
私にとって「尊厳を取り戻す」という言葉が大きく響き深い学びになりました。様々な経験の中でうまくいかない残念さ、周りから揶揄される悲しさ、人が離れていっていく恐れ、様々な痛みを経験しました。多かれ少なかれ人はそのような経験をしていると思います。
そのような経験の中で徐々に、尊厳や誇りはもっていると残念な自分にたびたび遭遇してしまう邪魔なものとなり、自分を小さくして自分への期待を下げておくことで、期待以上のものになったら喜べるし、期待以下の時は傷つかないようにしておく術を身に着けてきた自分に気づかされました。
私はこれくらいの小さな存在なので、脅かす存在ではなく安心な存在であることを表現し、浮いて独りぼっちにならないように余計な自分らしさは封印しておく。
そんなことをしてきた自分に気づきました。だからいつも窮屈で尊厳を持てない自分に悔しさも感じていました。
尊厳を排除する。これも生きる術だった
幼かった私には自分を守るためにこれ以外の方法がわからなかった。でも、そろそろ自分が本当に生きたい人生を歩きだしたい。そんな思いが年々強まり、様々な学びを通して自分は自分でしかなく、小さくも大きくもなく、上も下もない。自分のままでいていいし、自分の凹凸こそが唯一無二のギフトであることを理解してきました。
しかし・・・頭では理解しながらも腹落ちしきらない感覚があり、「自分のままで生きる」ことへの揺らぎと共にいたような感覚がありました。
しかし、今回の王様講座を通して、参加者の王様の姿も見せてもらいながら、相手が持つ内面世界の美しさ、自分とは違うけど相手の見ている素敵な世界を目の当たりにして、自分は自分でしかなくて、そのままでいていいのだと腑においていきました(体験しないと伝わらない歯がゆさがあります・・・)。
自分が願う人生を歩みたいと思いながら早3年(←ながっ)
やりたいことがあるんだけど「本当にこれなのか?なんだかしっくりこない」を繰り返してきました。
しかし王様講座のワークを通して、「私はこれだ」ということをやっと口にすることができて、そのことに嬉しさがこみ上げてきました。
本当にやりたいことを口にするのは勇気がいる
自分がどんな世界を願い、そのために自分はどんな存在としてこの世界に立っていきたいのか、という問いをいろいろな講座を通して考える場面が何度もありました。
「よくわからない」と言いながら、気づけば同じものを願ってきていた私。
実現できるのかわからない恐れ、一人よがりなのでは?という不安、誰も求めてないのでは?、理想論と揶揄されそう、などなど、自分の葛藤や揺らぎが何度も何度も訪れてきたのです。そして気づいたら3年、いや、私のこの思いは、おそらく20年前からあったものです。(苦笑)。
揺らぎは大切。揺らぎを乗り越えたからこそ強いものになる
やっと、自分がこの世界をどのように生きたいのかが腹落ちして口にできるようになりました。ずっと雲のような形ないものの上を歩くような不安定感があり明確に「こうしたい」と言い切れない自分がいました。しかし、今は地面からしっかり根付いて足をつけて歩いているような感覚があります。
「3年も揺らいで長い」と突っ込まれそうですが、もちろん早くこの思いに行きつけたら早く人生が加速したのかもしれません。しかし私にとってこの揺らぎも必要で大切な経験です。じっくり時間をかけて育んできた思いだからこそ、揺らがない確固たるものになりました。
必ず全ての人の内面に「王様」がいる
王様講座は、自分の人生の目的を見つけたい、気づきたい人にお勧めです。人生の目的は外に探しに行くものではなく、すでに自分の内面に存在するものなので、その思いを講座の様々なワークと講師のタミーさんの力によって引き出してもらいます。あたたかく繋がりのある素敵な場。本当にありがとうございました。(※王様講座の詳細はこちら)
私の中にいた王様はカラフルなインド綿のヨガウェアを着て、大きな庭のある自然に囲まれた平屋に住み、みんなと手を繋ぎながら大の字で寝て日の光や心地いい風を感じながら過ごす王様でした。
そして、国民の光も闇も統合する癒しをもたらし、一人一人が自分本来の力に目覚め自分を活(生)かし生きていくサポートをすることが王としての使命です。かなり抽象的ですが、それを現実化していくためにいろいろと試行錯誤しています。