無意識にしている無礼な態度がいかに大きな害をもたらすのか
こんにちは。
鷹取智子(たかとりともこ)です。
研修講師として企業向けにコミュニケーション研修などを提供、
調剤薬局にいた経験を活かし、医療機関での接遇コンサルティング
にも関わっています。
また、個人向けには「自分をごきげんにする心と身体の整えメソッド」講座
を実施しています。
「あなたは相手にあいさつをする際、忙しくても手を止めて
相手の目を見て笑顔であいさつをしていますか?」
先日、実施したある企業様での研修のこと。
上記の問いかけをした際、ハッとした表情をされた方が
多かったのです。
「忙しいのでつい、PCから目を離さずにあいさつしていました」
「面倒なのでいいや、と思っていました」
「仕事に集中していたので、聞こえないふりしていました」
子供の頃からあいさつしましょうね、と言われて育ち、
新入社員研修で、あいさつの重要性を学んでも、現場に出ると
忙しいからか、ストレスがあるからか、ついそうなってしまう・・・
良く耳にするお悩みです。
大したことない、普段のコミュニケーションは取れているはず。と甘えているのかもしれません。
でもね、あいさつを無視する、したふりをする。
それってよくよく考えたら、無礼な態度ですよね?
『Think CIVILITY「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である』によると、
無礼な態度がいかに大きな害をもたらすのか、数値をみて驚きますよね。
無礼な態度は道徳的に、人として良くない、だけではなく、
金銭的損失を生んでいるなんて・・・
事実、そうだと思います。
例えば、あいさつをしても返してくれない上司の下では、
やる気があってもしぼんでしまいます。
あいさつをしない部下・後輩が、何か問題を起こしても
心から励ましてあげたい、自分事ととらえてどうにかしてあげたい!
とは、中々思えないです。
私たち人間は神様じゃないから。
くわえて恐ろしいのは、ネガティブな雰囲気や感情は
ポジティブなそれらよりも、あっという間に蔓延してしまうこと。
お互いがコミュニケーションを取らなくなり、
報連相が円滑でないと業務の効率も悪くなり、ミスも増える・・・
それ以外のデメリットとして、
恐ろしいですよね・・・
一方で、礼節がある人が得られるメリットも紹介しておきます。
それ以外にも色々メリットがあると思います。
まず大事なのは、自分を客観視する。
礼儀正しくいることの重要性を再確認すること。
その上で、以下のことから着実に実践することをお勧めします。
1.笑顔とアイコンタクトを意識・実践する
2.あいさつをしっかりと行う
3.相手を尊重し、傾聴する。話を遮らず最後まで聴く
4.「●●すべき」「私は正しい」という無意識の偏見に気づく。
相手を否定する癖をやめる
などから着手することが良いのではないでしょうか。
といっている私自身、仕事ではできていても
家族や友人など近すぎる存在に対しては甘えもあって、
つい・・・ということがあります。
お互い意識実践し、自分も周りも気持ちよく生活できるように
していきたいものですね。
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