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セブ旅行記:家族9人で過ごした南国リゾート5泊6日の旅:2024年8月7日(1日目)


記事の内容


2024年8月7日から12日まで、家族9人でフィリピン・セブ島へ旅行に行ってきました。私の家族4人、父親、そして弟の家族4人という大所帯での旅。この記事では、旅行の準備から現地での経験、そして学んだことをまとめています。これからセブ島旅行を計画されている方の参考になれば幸いです。

ここまでの記事は事前準備に関する記事でしたが、いよいよ旅行1日目の記事になります。

自宅から空港まで

準備万端いざ出発!

前日にオンラインチェックインのお知らせが来たので全員分完了させ、当日朝に荷物の最終確認も完了させ、猫たちに別れを告げ、クルマにスーツケースを積み込み、朝9:00頃にいよいよ出発です。
かなり余裕をみて出発しましたが、比較的道路は空いていて、順調なドライブとなりました。
ドライブしていて驚いたのは、今や成田に向かう東関東自動車道の一部は120km/h制限なんですね。アメリカで住んでいたカリフォルニアでは、だいだい65mile/h(104km/hくらいなので)だったので、人生で一番速い制限速度の高速道路だったかもしれません。
無事、駐車場にクルマを預けた後、サンパーキングさんのバスで、フィリピン航空のターミナルがある第2ターミナルへ。

ちなみに、フィリピン航空はANAと提携しているにも関わらず、ANAがある第1ターミナルではなく、第2ターミナルです。

第2ターミナルRカウンターでの手荷物預け入れ

空港到着からの荷物預け入れ

今回搭乗するのは、成田空港から飛ぶ、フィリピン航空のセブ・マクタン空港への直行便PR433になります。定刻14:55ということもあり、父や弟家族とは2時間前の12:55に待ち合わせしていたのですが、来るまでがスムースだったこともありその1時間前には到着。
どこかで一息入れようにも、荷物が邪魔ということで、待ち合わせの前に荷物をチェックインしようと並びはじめました。
しかし、荷物の預け入れが一向に始まらない・・・。どうもカウンターの逆側で行っているマニラ便と同じスタッフ陣が担当するということで、あちらの手続きが終わらないと、こちらの手続が始まらない模様。というわけで、小1時間待って、結局待ち合わせ時間の12:55くらいにようやく荷物の預け入れが終わりました。終わった頃には後にずらーっと人が並んでいたので、早めに並んだのは正解だったと思いました。
ちょうど、父や弟家族と合流でき、彼らはこれから並ぶ必要があったので、準備しておいた旅程表など旅のしおり的なものを渡して、改めて搭乗口で待ち合わせることにし、私の家族は先に両替と出国審査を終わらせることにしました。

日本の空港で両替

色々なサイトをみると、セブ島での両替のレートは、市中の両替所やショッピングモールの両替がよいということで、そちらでの両替が薦められています。逆に日本の空港での両替は、最もレートが悪いということで、避けるように書かれている記事が多いです。
ただ、セブ空港到着時に両替窓口があいている確証がないこと、そういった中でも最初のトランポートサービスのドライバーにはチップを渡したかったこと、初日から市中やショッピングモールには出向かない予定だったことなどから、日本の空港で両替していくことにしました。
レートが悪いことは分かっていますが、ただでさえ色々とトラブルが想定される海外旅行で、しかも子供が含めた9人のいる中で、両替出来ないせいでの立ち往生などが起きたら目も当てられないので、機会費用と割り切って悪いレートを受け入れました。
レート悪いといっても、数万円交換して千円くらい手数料を多く払うくらいなので、安心を買うという意味では十分な費用と思っています。

あと、これは海外に行くたびに思うのですが、日本の空港での両替の際に、現地で渡すチップの相場などを考えて、少額の紙幣などを多めに混ぜてくれるとよいのにと毎回思います。
最初の移動時のドライバーや、ホテルのポーター、初日のベッドメイク、などチップを置いておきたい時に、適当な額の現金がなかなか用意できないんですよね・・・。
今回も、そのためだけに、夜、夕食後に近くのセブンイレブンへ買い物へ行くことにしましたが、そのあたりは後述します。

出国審査

以前、海外に住んだり海外出張してた頃(10年くらい前)は、まだ有人窓口の出国審査がメインで、自動化窓口は事前登録が必要だったのですが、今はデフォルトで自動化窓口なんですね。
便利すぎてびっくりです。パスポートをスキャンし、何事もなく出国完了。
(その前に手荷物検査で、バックパックから出したスマホやPCなど、色々置き忘れそうになったのはご愛敬・・・)

JALのサクララウンジへ

私がANAのスーパーフライヤーズカード(SFC)会員ということで、提携しているフィリピン航空でも上級会員扱いになるとのこと。そのおかげで、私と同じく家族会員で同じくSFC扱いの妻、それぞれの同行者1名ということで、家族4人全員がラウンジを使えることに。
旅行の同行メンバーと離れたので、その4人で食事のためにラウンジを使わせてもらうことにしました。
さすがに、9人一緒に行動しているときに、我が家だけラウンジに・・・、とは難しいので。

面白いのは、第2ターミナルのラウンジということで、ANAのSFCのステータスを使ってのラウンジ利用にも関わらず、JALのサクララウンジが使えるところ。
正直言って、ラウンジの質は、ANAのラウンジよりJALのラウンジの方が雰囲気もよいし、ご飯も色々あって楽しいと思ってしまいました。

サクララウンジのフィッシュ&チップスとカレー、生ビール

搭乗・フライト

運良く定刻通りに搭乗・出発

他の人のXのポストなんかを検索すると、フィリピン航空は遅延が多いというような内容が多く、手荷物預け入れのスローさから、このフライトも少し遅れるのかな?、と思っていたのですが、結果としては定刻通りの搭乗・出発となりました。

機内へ

今回、家族がまとまって座れる場所があまりなかったこと、子供がすでに15歳であったことから、少し追加料金のかかる非常口座席を予約しました。
面白かったのは、荷物預け入れのタイミングでも、搭乗後のCAとのコミュニケーションでも、子ども達がここに座ることについて、英語の指示を聞けるかどうか、ちょっとしつこめに親に確認されたことです。
何なら2人とも両親より英語が得意なんだよね・・・、と内心思いながら聞いてたので、いぶかしげな対応になってしまっていたかもしれません。
なお、機内は9割方の搭乗率だったように見えました。日本人客だけではなく、日本観光から帰るフィリピン人家族も4割くらいいるイメージです。
ちなみに手荷物預け入れで遭遇したフィリピン人の大家族は、ドンキホーテのスーツケースだけで6個くらい持っていました。もちろん、それ以外にも荷物多数。インバウンド観光客で景気が下支えされているのを感じました。

ドアの列にも座席があって、ドア前だけ座席が置かれていない珍しい配置。

機内食は普通に美味しい

遅めのおやつぐらいの時間帯に、機内食が出てきます。
ハンバーグをチョイスしたのですが、普通に美味しかったです。

ドリンクは赤ワインをチョイス。デザートに日本の饅頭がついていました。

機内での過ごし方

今回乗った機材には、機内エンターテイメント設備(ディスプレイ)はありませんでした。自分のスマートフォンに、フィリピン航空のPALアプリをインストールしておけば、映画などが観られるようです。
私自身は、自分のタブレットにインストールしているNeflixやAmazon Kindleで、見たい映画や本をダウンロードしておいたので、それを観たり読んだりして過ごしていました。
Sonyのノイズキャンセリングヘッドホンとの組み合わせで、非常に快適な空の旅を過ごすことが出来ました。
ちなみに、行きの便の中では、KLEO(クレオ)というドラマを見て過ごしていました。ベルリンの壁が崩壊する時期に、旧東ドイツの女性スパイが暴れ回る話なんですが、エグい話の割に展開がポップでとても面白いです。おすすめです。
私がよく飛行機に乗っていた頃は、音楽や紙の本はもちろん楽しめましたが、映像を見ようとするとどうしても機内エンターテイメントシステム頼りか、またはDVDを無理矢理リッピングしたものをPCに入れておいて、それで観るくらいしか手段がありませんでした。
今は普通にNetflixやAmazon Prime、YouTubeなどがオフライン再生に対応しているので、素晴らしいですね。

セブ到着!

入国審査

ほぼ定刻通りに、マクタン・セブ国際空港へ着陸しました。
空港はそんなに混在しておらず、入国は非常にスムース。
事前準備の記事でも書きましたが、入国審査の窓口の段階ではパスポートをチェックされ顔が撮影されるだけなのですが(おそらくパスポート番号などと照合して、e-Travelの登録情報と照合していると思われる)、次の税関でe-Travelの情報のスキャンが必要になります。
事前にそれぞれのQRコードを印刷した紙を用意しておき、あらかじめ各家族に配布しておいたので、スムースに入国できました。
フィリピンに入国するのは人生初めてですが、9人のガイドをしないといけないので、「これがフィリピンか・・・」といった感慨にふける余裕はあまりなかったのが残念なところです。

ホテルへの移動

事前準備の記事にも書いたとおり、ホテルへのトランポートサービスを予約していました。そのメールに、ホテル名を書いたスタッフが到着のゲート前で待っているとのことだったのですが、ちゃんとJparkと書いた札を持って立っていました。
名前を確認してもらって、すぐそばにある、トランポートサービスの受付前みたいなところで、クルマを回してくるから待っていてくれと言われ、10分くらい待ったところで、クルマに案内されました。
慣れていたら、Grabとかでクルマを呼ぶんでしょうが(自分もアメリカに暮らしていた頃は、サンフランシスコ国際空港とかでよくUber呼んでいたので)、やはり初訪問の国で、いきなりそれをチャレンジするのは難しいかなと思いました。あらかじめクルマを手配しておいて正解だったと思います。
めちゃくちゃ高いならまだしも、9人で移動して4,000円くらいですからね。

さて、ここからJparkホテルに向かって出発したのですが、その道中がちょっと衝撃でした。
私は東アジア、東南アジアは、中国・台湾・香港・韓国・タイ・マレーシア・シンガポールなどに行ったことがあり、それぞれけっこうローカルな場所も歩いたりしましたが、クルマからみえる光景が、そのどの国よりも貧しくカオスで、しかし、とても活気に満ちている、というのが第一印象でした。トタンでできた住居や商店が建ち並び、多くの人がバイクやジプニー(フィリピン版乗り合いバス)で移動しており、日本の戦後すぐってこんなんだんだろうなという雰囲気。決して裕福な同じではありません。ただ、道行く人たちからは、ポジティブなエネルギーを感じました。フィリピンの平均年齢が24歳ちょっとということで、それもあるのでしょう。
この印象は旅行中変わることはありませんでした。
夜の8時くらいに、地元の高校のそばを通り過ぎたのですが、ちょうど下校時間だったらしく、もの凄い数の高校生の間を縫って、時にはクラクションを鳴らしながらクルマは進んでいきます。
なんでこんな時間に学校が終わるのだろうか?、なんかイベントがあるのだろうか?、などと思っていたのですが、後で調べたところ、フィリピンでは昼間と夜間の二部制で学校が運営されているようですね。それもまた驚きでした。

Jparkに到着

そして予約していたホテルに到着。
カウンターに全員分のパスポートを見せて、予約番号を伝え、チェックインは無事完了。
チェックイン時に部屋代とは別に、1部屋あたり9,000ペソ(23,000円くらい)がデポジットとしてチャージされます。今回は4部屋だったので、36,000ペソ(92,000円)くらいチャージされました。
ホテル内のレストランでは、ルームチャージが可能で、チェックアウト時にまとめて精算するのですが、チェックアウトをちゃんとしないでいなくなる悪い人へのホテルの防衛策ですね。
20:00頃チェックインが終わったので、荷物を受け取って、一息入れてから食事に出ようということで20:30にロビーでの集合ということにして、いったん皆部屋へ。

部屋へ到着

ホテルの部屋は普通に綺麗で清潔でした。
Deluxe Ocean Viewというグレードの部屋で、3 NIGHTS PROMO - 50% OFFというプランで、1部屋1泊あたり15,250ペソ(39,000円くらい)でした。
朝食ブッフェ付きのプランです。
決して安くはないですが、ホテルの中にプールやビーチがあり遊びが完結でき、変な人が入ってくるのも敷地の入口のセキュリティでシャットアウトされていて安全なので、高齢の父や小学校低学年の子供もいる中では、よい選択だったと思います。
ポーターが荷物を持ってきてくれたので、100ペソをチップとして渡しました。本来は20〜50ペソくらいでいいみたいですが、4部屋分ということと、それ以前に小額紙幣がないことから、こちらを渡しました。

部屋の内観
窓からの景色。プールと海が見えます。

ホテル内のレストランで夕食

20:30にロビーに集合し、夕食に出かけました。
ちょっと遅めの時間で、夕方に機内食を食べたこともあり、めちゃくちゃお腹が減っているわけでもないということから、メインレストランのブッフェは避けて、Coralというイタリアンレストランへ向かいました。
海沿いのレストランです。ちょっと歩く必要がありましたが、シーフードプラッターなどの料理や、ローカルビールのSan Miguelなどを頼んで楽しく食事。皆が美味しく食べられる料理が出てきて、ほっとしたことは覚えています。
滞在期間中、ホテル内のレストランだけではなく、ショッピングモールのフードコートなどでも食べましたが、それをおいても、どこで何を食べてもおいしかったのが、今回の旅を通じての食の所感。東南アジアということでスパイシーを求める人には物足りないと思いますが、子供でも食べられる味で、子供連れでも食事の面ではよいと思いました。
アメリカとかだと、高くてまずいものが普通にありますからね・・・。
ちなみに、この食事の会計は9人で9,305ペソ(24,000円くらい)でした。色々の飲んで食べた割には、やはり安いですね。

シーフードプラッター


デザートのアイスクリーム?


レストランの前にあったオブジェ

近くのセブンイレブンへ

小銭を作りたかったのと、少しだけフィリピンのローカル感を味わいたかったことから、食後、ホテルを出て近くのセブンイレブンへ。少人数で買い出しに出るつもりだったのですが、結局、9人全員で出てくることになりました。
Jparkを出て右手に数分歩くとセブンイレブンがあります。
部屋で飲むための、水やらワインやらポテトチップスやらを調達しました。
びっくりしたのが、ホテルの敷地から出た瞬間に、たくさんの客引きが群がってきたこと。日本語で、色々なツアーやら銃体験やら両替やらをおすすめしてきます。
セブンイレブンまで数分歩くんですが、断ろうがなにしようが、断固として着いてきます。
そういうのは慣れてるほうですが、今まで行った国の中で、ダントツにしつこいですね。ただ、しつこいんだけど、みんないい人で道路渡れなかったりするとクルマを止めてくれたり、道を間違えそうになるとちゃんと教えてくれたり、基本いい人達なんですよね。
フィリピン人の人たちの気質がそういうところからも感じられました。
うちの息子は、英語で彼らと会話していて、おまえらのボスは誰だと聞かれ、私を指さしたせいで、さらに私が営業を受けるはめになりました・・・。

そして就寝

ホテルの部屋に戻って、シャワーを浴びて就寝。
ワインは買ったものの、疲れていたせいか、この日は開けずに寝てしまいました。

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