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がんとのたたかい2024-09-17

今日はすこぶる体調が良い。先ずは昨日の回顧録から。

スプリングバレーブルワリー東京で気心知れたメンバーでの飲み会、誕生会。友人家族の長女も参戦し、非常に楽しい時間を過ごせました。やっぱり皆でワイワイ楽しくやれるお友達は人生において貴重ですね。

思い返すと去年の夏、小生の誕生日を祝ってもらったお店です。その時はまさかステージⅣのガン患者になるとはつゆ知らず、誕生日月で会社の健康診断、便血栓で陽性、近所の病院で検査を受け、胃の検査はOKでしたが、大腸検査の結果ガン疑いを言い渡され、現在通院している大きな病院で診察してもらい抗がん剤治療を開始しました。もう少しで1年、同じステージの平均生存期間を聞かされ衝撃を受けてから今までの一年弱何とか生き延びていれてますね。決して健常者では無いことを自覚しつつも、ほぼ通常通り生活出来ているのは何よりです。

飲み会と言っても私は生茶で押し通したので、次の日もすこぶる快調で、近所のラジオ体操に出かける。やっと暑さがひと段落して気持ちよく身体を動かせます。その後も身体が動くと言うことで近所の神社を参拝に向かいます。

途中昨日で閉店してしまったスーパーを通ります。店内を見渡すとすっからかんの商品棚。昨日長女がお菓子作りの材料を買いに行き、閉店の話を聞いて泣いていました。長女にとっては初めてのお使いや幼稚園でのお泊まり会で買い物に行ったスーパーが無くなると言う事を突然知らされてショックを受けていたようです。思い出の景色がどんどん変化して行く時の流れ、世の中の変化は止めることができませんもんね。振り返り、少しでも当時の思い出を残すための手段が写真やビデオになるでしょうか?貴重な我が家の初めてのおつかいもビデオにおさめることが出来ています。今となってはかなり懐かしい良い思い出で感無量です。

だいぶ話題が脱線気味ですが笑、神社で本日のCT検査の結果が良好なことを祈願して家に向かいます。気持ち良い気候ですが、歩くと汗が吹き出します。でも嫌な暑さでは無く、気持ち良く汗をかけています。

本日事前の化学療法科での診察が激混み。座る座席が満席状態で、自分の順番まで小一時間かかりました。その間この闘病記を記載しながら時間を潰します。前回クールではなかなかドラマチックなことが起きてしまったため、今回のクールは食べ物、排泄など慎重に対応した結果、特に異常なく過ごせたことを伝えました。但し手足の痺れや若干の?味覚障害の副作用はまだまだ抜けません。

続いて主治医先生の診断です。内科も激混み状態でしたが、小生の診察順番はあっという間にまわって来ました。CT検査の結果を4月の良好だった時期の検査結果と並べて見ると肝臓の腫瘍が僅かですがぼやけながらも成長しているようです。肺の腫瘍も若干大きめです。原発巣の大腸も僅かですが肥大化傾向は否めません。そこで先生から次の薬の説明を受けます。オキサリプラチンに変わってイリノテカンに切り替えることをお勧めすると説明がありました。副作用は下痢、脱毛、痺れは出ないが初期の辛い症状が出るとのこと。合わせてラムシルバムと言うガンの拡大防止目的のお薬だそうです。この流れが現在のガン治療の標準治療と言う事です。またゲノム検査についても説明を受けました。治療法が拡大する可能性を模索する手段とのこと。但し遺伝性のガンは治療法がない場合もあるとのこと。遺伝子パネルで(WEB上で)検索すれば情報収集でき、結果が出るまで約1ヶ月との事でした。検索してみると費用は56万円!3割負担で16万8千円。ずしんと家計にも響きますね。前回の給付から一年が開花するのでそろそろ保険会社に連絡しましょう。

わかっていた事ですが改めて先生に聞くと抗がん剤治療で完治する事例は殆ど無いそうです。困ったもんだ・・・。また本日は白血球の値が低いため投薬も中止して休薬することになりました。初めてのことなので正直びっくりしました。今までが順調に投薬出来たのが奇跡的と言うことのなのでしょうか?ですが本人の自覚として決して症状が悪くなっている感覚、症状は無いんですけどねぇ…。お薬が変わった際、症状がどう変わるのか教えてください、頑張って行きましょうと声を掛けられて診察室を出ました。

会計には長蛇の列、日傘や杖の忘れ物探しなどが頻繁に発生している模様。いつもと違うお迎えの時間をかみさんに伝えてお迎えを待ちますが、こちらの椅子も全て埋まっている状況でした。

帰り道、かみさんと現在の医療の限界について色々と話しました。病は気からの言葉を信じ、必ず完治するために他の治療法についても勉強していきましょう。

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