オペラの内容について、27年ぶりの答え合わせ。
卒業旅行15
6カ国目?オーストリアのウィーンに滞在します。この国ではオペラを観劇するのですが、27年ぶりに衝撃の事実に対面することができました。
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3/11(木) Wienに向かう
ドイツに入ってからは雪景色が続く。一面畑で所々に雪が見られる。電車の中からでも寒そう。WIEN WEST?駅を降りると冷たい小雨が降っていた。
物価を確かめる意味も含めホットドックとコーラを買った。なかなかボリュームのあるソーセージが食べ応えがある。メトロ、トラムを乗り継ぎ、ユースホステルに向かう。おばさんにこのバスで良いのかたずねると、「ユースホステルに行くのね?ユースホステルならあれよ」らしきことをドイツ語で言われた。やはり親切な人は世界中にいるもんだ。
ユースホステルの受付で、他の日本人が多少戸惑っていたので受付の人に説明してくれと言われた。こちらに来てから、随分英語がわかるようになった。
市内をトラムでグルグルまわり、オペラを観た。汚い格好でも見れる大衆オペラだ。立ち見だったが、初めてこう言うものを観たので面白かった。やっぱり生の舞台と言うものは結構迫力があった。ただ内容が明確でなかった。ドイツ語のため?でもHB氏や、そこに居た日本人の解説?推理?のお陰でだいたいわかった。でも足が疲れたと言うのが正直な所です。
[オペラの登場人物 相関図]
王様(いきなり死亡)
宗教家(悪巧みを暴こうとした?)
科学者(1番の悪者 人々を洗脳してしまう?)
軍隊(ただのコマ状態)
NABUCCO 土井
ホットドック&コーラ 280
ユースホステル宿泊費 1400
昼飯 170
パン
ヨーグルト 6
ビール
フィルム36枚×2 1500
オペラ 150+100
乗物チケット 45
タバコ 300
郵便局 US$50 515(60コミッション)
Amex 同上(30コミッション)
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さて我々が観劇したオペラ、オペレッタ?に関して、約30年ぶりに新たな新事実がわかったので紹介しましょう。
幕は何部かに別れていたために、途中の休憩時に、周囲の人の話を聞いて、より想像の翼を広げて行く。この物語、どうにも単純な恋愛物語、戦争物語では無い。もっと複雑な話で、オペラに何の知識も無かった小生にはかなり難解であった。それで書いたのが上記の相関図。手書きではもう少し登場人物同士の関係も示されており、ハートマークや敵対マークなども記されていた。
さて時代が流れて現代になり、iPhone片手にこの旅行記を読み返していると、NABUCOと言う聞き慣れない単語が書いてある。土井とは偶然一緒に観劇した日本人の方であろう。もしやと思い、NABUCO オペラで検索してみると、もしかしてNABUCCO?と検索結果に有名そうなオペラのナブッコとやらのあらすじが並ぶでは無いか。
パッとあらすじ、登場人物に目を通す。何々、ナブッコとはネブカトネブル二世?バビロンの捕囚?何と歴史を題材にした物語だったのです。これは驚いた。王様がナブッコでネブカトネブル二世、軍隊と表現しているのはエルサレムから連行されたユダヤ人ってことだ。宗教家はユダ王国側の大司教、科学者と推定していたのはナブッコの後継者になろうとした長女のことだと判明。うわぁ、27年ぶりに答え合わせが出来てしまった!
多分、帰国後何かの機会にどんな話の内容か調べてみようと、オペラの題名を殴り書きしたんだと思う。当時は未だインターネットで何でも気軽に検索するような時代では無かったのだ。デジタルネイティブには考えられないでしょうか?でもですね情報が無いので、自分の頭で徹底的に考えて、想像する。簡単に答え合わせが出来ない時代ってのもいいもんでしたよ。恋愛なんかもそう簡単じゃなかったんですよ。この話は長くなるので辞めておきます。笑。
はぁーインターネット、iPhoneなどの携帯端末の凄さ、情報量過多の時代になったんだなぁと改めて驚いた50歳です。