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日本語教師の賃金について

日本語教師の賃金について

最近、日本語教師の賃金の話がSNSで話題になっていたので、今回は私の個人的な意見を書いていきたいと思います。

日本語教師の仕事について

日本語教師の雇用形態は主に4つに分けられます。

  1. 非常勤講師

  2. 常勤講師

  3. 海外常勤講師

  4. フリーランス

1.非常勤講師

応募資格(学校によって異なる場合がある)
「四年生大学卒業且つ日本語教師養成講座420時間コース」修了 or
「日本語教育能力検定試験合格」修了

最初の1、2年は「非常勤講師」
次の3年~5年程度の実務経験で「常勤講師」に応募可能。

給料
「非常勤講師」の給料は1コマ制(30分~90分)
(60分)1,200円~3,000円

コマ制なので、授業がなければ給料は入りません。
アルバイトのシフト制と同じですね。

仕事内容
日本語を教えることがメインですが、運営や企画に携わる場合もある。

2.常勤講師

応募資格(学校によって異なる場合がある)
「四年生大学卒業且つ日本語教師養成講座420時間コース」修了 or
「日本語教育能力検定試験合格」修了

3年~5年程度の実務経験で「常勤講師」に応募可能。

給料(学校によって異なる場合がある)
「常勤講師」の給料は月給制+ボーナス
(額面)220,000円~330,000円

正社員の魅力は、「月給制」です。
コマ数に関係なく安定した収入を得ることができます。
また学校によっては、ボーナスが出る場合もあります。
経験や実力によって給料も上がっていきます。

仕事内容
日本語を教えることがメインですが、運営や企画に携わる場合もある。

3.海外常勤講師

応募資格(学校によって異なる場合がある)
「四年生大学卒業且つ日本語教師養成講座420時間コース」修了 or
「日本語教育能力検定試験合格」修了

実務経験なしでも応募可能な場合もある。

給料(学校によって異なる場合がある)
「常勤講師」の給料は月給制+ボーナス
例:フィリピン
(額面)10,0000円~40,0000円
国と学校によって大きく違います。

経験や実力によって給料も上がっていきます。

海外正社員の魅力は、「月給制」です。
コマ数に関係なく安定した収入を得ることができます。
また学校によっては、ボーナス、帰国の飛行機代が出る場合もあります。

仕事内容
日本語を教えることがメインですが、運営や企画に携わる場合もある。

4.フリーランス

応募資格(学校によって異なる場合がある)
Italki,preply,cafetalkのようなプラットフォームで日本語を教える場合、資格は要りませんが、何らかの資格があった方が学生の獲得数と単価を上げることができるので有利です。

給料(学校によって異なる場合がある)
人によって大きく違います。
ボーナスは出ません。

仕事内容
日本語を教える。セルフブランディング。

フリーランスの日本語教師として

私は今フリーランスの日本語教師として働いています。
フリーランスになる前までは海外常勤日本語教師として働いていました。

私の場合、海外常勤日本語教師としての手取りは約300,000万円でした。
フリーランスとしての手取りは現在約400,000万円です。

なので「日本語教師は儲かる」というのが私の結論です。

なぜ日本語教師は稼げないと言われているのか

給料というのはそもそもいつ上がるのか?
ここを抜きにして、「稼げる、稼げない」を語ることはできません。

基本的に会社の売上を還元する形で社員に給料が入ってきます。
なので会社の業績が悪ければ給料も上がる可能性は低くなります。
また、個人の査定も一般企業は毎年行われています。
どう評価するのかは企業によって違うと思いますが、査定が悪ければ給料が上がる可能性は低いでしょう。

日本語教師の場合は、どの先生が学生の獲得と継続に大きく貢献したのかを数字で表すのが、他の業種より難しいと言うのが一番の問題になっていると考えています。

なので業界に必要なのは、査定基準が何であるのかの「見える化」です。
CEFRのような査定表を作って、何をしたら給料が上がるのか明確ににすることでクリアな評価を受けることができます。

私は努力しているけど、、、残業しているけど、、、
どうして給料が上がらない?どうしてこれだけの給料しかもらえない?と考えている方は一度評価基準の確認と努力の方向性を変える努力をしてみるといいかもしれません。

会社に評価基準がないのであれば、自分で評価基準を作って上の方にプレゼンするのもいいかもしれませんね。

なぜフリーランスは稼げるのか

※今回はフリーランス日本語教師をここではItalkiやPreplyなどのプラットフォームで教える日本語教師として定義させて頂きます。

フリーランスが稼げると思う理由は2つあります。

1つ目は、プラットフォームに登録すると自分でプロフィールの作成をしなければいけないということです。

プラットフォームで日本語を教える際にプロフィール写真、動画、紹介文の作成などを行います。
その時点でマーケティングの一部を担っていることになります。

そして、教科書や教材選びも自分でやることになりますから、学校の指定もうけません。

フリーランスになると全て自分で決めて売り込んでいくという仕事が追加で必要です。
会社に属していないのでセルフブランディングをする必要があり、それにかかる費用や時間を自分で捻出する必要があるので「仕事量」が「一コマ単価」に反映されると考えられます。

2つ目はセルフブランディングを自分できるという点です。

強みを前面に押し出すことで顧客の獲得に繋がります。

例えば、顔がいい若い先生であれば、積極的にそれをアピールして収益につなげることも可能です。
実務経験に優れた先生であればそれを前面に出して学生を獲得することも可能です。
またターゲットを絞り込み自分を宣伝することも可能ですね。

優れていることを不特定多数の方にアピールできるので、セルフブランディングを自分でできるというのは大きなメリットになります。

上手くセルフブランディングができる先生は学生を獲得しやすくなり、需要と供給のバランスから上限なく単価も上げることができます。

最後に

もし優れている点がないと言う方がいるならそれは間違いです。
全てのターゲットに当てはまらなくても、ニッチなマーケットに刺さる場合があります。

もし、どうやってセルフブランディングをすればわからない、どうやってターゲットを絞って学生を獲得したらいいかわからないという方は是非お問い合わせください。

もしかしたら、お手伝いできることがあるかもしれません。

また何かをきっかけに学生が減る場合もあります。
なので学生が増え続けているときこそ、必ずサブの収入源を確保しておきましょう。

それでは、また。











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