娘のこと
2022年10月現在
私には12月で4歳になる娘がいます。
私の乳がんが発覚した時
彼女は1歳になったばかりでした。
一緒に病院へ来ていたため
何となく私が病気であることは
わかっているかもしれません。
でも彼女にとって
私(母親)が薬を飲んだり
病院へ行くことは
日常的なことで。
母親が乳がん患者であることを
本当の意味で意識するのは
小学生以降、友達やメディアの影響を
受けやすい時期なのかと思います。
それまでは特に病気のことを
詳しく話すつもりはありません。
娘が自ら尋ねてくるその日まで。
できれば私自身の言葉で伝えたいですが
未来は誰にもわかりません。
本音を言えば
娘に弟か妹をつくってあげたかった。
でもそれはもう叶わない。
ひとりっ子だからこそ
私は娘にたっぷり愛情を注ぐ。
まだまだ甘えたい盛り。
たくさん甘えさせつつ
少しずついろいろなことが
わかってきているので
親として教えなければ
いけないことは教えつつ。
娘は世界で一番かわいくて
かけがえのない存在。
でも、育児って楽しいこと
ばかりじゃない。
辛いことも多々あるし、
自分は育児に向かないとも思う。
でも親になった以上
責任は果たす。
少しでも長く娘の成長を
見届けたいけれど
多分私の寿命は平均より短い。
だからこそ娘には
今のうちから自分で考える癖を
つけさせています。
成長すればするほど
いろいろな言葉をかけられ
傷つくこともあるでしょう。
情報過多のなかで
どの情報が正しいのか
判断に迷うこともあるでしょう。
そんな時に周囲に相談して
自分の意思で選択できるように。
私の娘への接し方が正しかったかは
娘が大人になってからでないと
わかりません。
私は今ここにいる娘と都度向き合い
できることをやるだけです。
母として願うとすれば
娘にも娘を支えてくれるパートナーと
いつか出会えたらいいな
と思います。
親になって思うのは
子どもが【生きていてくれれば】
それだけでいいということ。
こういう文章を書くと
死にそうな感じに思われるかもしれませんが
当分死ぬつもりはありません。
ただ、何度も言うように
未来は誰にもわからない。
だから娘に対する想いは
都度残したいと思います。
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