#27 俯瞰する技術
名言をカリグラフィーで書いてつらつらと私の考えを書き綴るシリーズ第五回。
There is always light behind the clouds.
「雲の向こうは、いつも青空。」
何かでつまづいた時、悩んだ時に自分の現状を一歩引いて見つめなおす余裕というか、忍耐力がある人になりたいと思う。
何かの大変な局面にいる時、そのマイナスな面にだけ注視してしまうけど、ちょっとそこで立ち止まって、
「なぜこの状況になったのか?」
「今、自分ができる最善のことは?」
「この状況はずっと続くわけじゃないから今は踏ん張ろう。」
「こういう場合尊敬してるあの人だったら、どう考えるかな?」
その状況を悲しんだり、嘆くことをした後に、
一歩引いて俯瞰するステップがあれば、前を向くチャンスがやってくる。
これは私が両親を同時期に亡くした時にした方法。
もちろん、両親が亡くなっとことはとても悲しい。もっと話したかったし、一緒にいたかったと思う。でも、その状況は変えられない。
ならば、私の晴れ姿も孫の顔も見せられなかった事を、ずっと悔やみ続けるより、せめてこの出来事に意味があったと思いたい。
ただ惰性で、悲しみながら「今をやり過ごして生きる」のではなく、その時に「自分が今出来る最善の事をしながら生きる」という視点から状況を考え、行動していけるようになる。
私の周りにも悩んでる人たちがいるけど、大体の人たちは、悲しみや憎しみの感情、しょうがない気持ちで行動してしまってる事が多いと感じる。
何か新しい事を決断したとしても、負の理由からの決断で自分の意思じゃないというような感じ。
そこを、誰かや何かのせいにするのではなく、立ち止まって俯瞰して自分の意思で決断できたら新しいチャンスが巡ってくるし、マイナスの出来事がプラスに変えられる力がつくのではないかなと思う。
曇り空の下、雲が流れて晴れるのをその場でずっと待つのか、
晴れ間を探して歩き続けるのか、どっちがいいか選ぶのはあなた次第。
私はじっとしていられない性分なので断然後者を選ぶ。